ジャン・イヴ・ミレール JEAN-YVES MILLAIRE
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フランス ボルドー
自然な造りが評価される、軽やかでジューシーな新時代ボルドー
フランスのボルドー地方フロンサックに位置する夫婦で営む家族経営ドメーヌ。ビオディナミ栽培を実践し、テロワールを表現した健全でバランスの取れたブドウから、ボルドーのイメージを覆す、軽やかでジューシーなナチュラルワインを生み出しています。2023年に、フランスのワイン専門誌「テール・ド・ヴァン」が主催する「コンクール・テール・ド・ヴァン」にて、「ナチュール・エ・レスペ(自然と尊重)」のカテゴリの最高賞である「グランプリ・ドール(金賞)」を受賞。自然と生物を尊重した誠実なワイン造りが高く評価されています。
新規取り扱い開始!全2銘柄初入荷
この度エノテカに、ジャン・イヴ・ミレールが手掛けるナチュラルワインが初入荷いたしました!ラインナップは、ボルドーでも珍しいプティ・ヴェルド100%で仕立てたキュヴェを含む、個性豊かな赤ワイン2銘柄。従来のボルドーワインのイメージを覆すような軽やかでジューシーなスタイルが特徴で、まさに“新時代ボルドー”と呼ぶにふさわしい仕上がりです。ぜひこの機会に、新たなボルドーの魅力をご体感ください。
目次
ビオディナミ農法・非介入な醸造を実践する、ボルドーの夫婦で営む家族経営ドメーヌ
ジャン・イヴ・ミレールは、フランスのボルドー地方、フロンサックを本拠地とする家族経営の造り手です。ジャン・イヴ・ミレール氏の祖父ジャン・ガルニエ氏がサン・ミシェル・ド・フロンサックとフロンサックに合計6haのブドウ畑を1950年に購入し、ワイン用のブドウ栽培を開始。1979年からは畑を貸し出しており、1998年になって貸し出していたブドウ畑をジャン・イヴ・ミレール氏が引き継ぐ形でドメーヌとして創業。2005年にはジャン・イヴ・ミレール氏の妻であるクリスティーヌ氏が運営に加わり、ワイナリーの戦略策定や顧客管理を担っています。
「伴走の芸術」という理念を掲げ、テロワールの導き手として、自然を守りながら様々なブドウ品種を用いた個性豊かなワイン造りを実施。クリスティーヌ・ミレール氏の「有機栽培、慣行栽培、ビオディナミ栽培のいずれであっても、自然に抗うことはできない。自然は常に最強ですから、逆らうよりも共に歩む方が良い」という考えから、2006年からは有機栽培を実践し、2009年にはビオディナミ栽培に転換しています。
現在はマスター・オブ・ワインのイザベル・レジュロン氏が主宰する、厳選されたオーガニックワインやビオディナミワイン生産者と愛好家たちのコミュニティ「ロウ・ワイン」、またニコラ・ジョリー氏が設立したビオディナミの生産者グループ「ラ・ルネッサンス・デ・アペラシオン」に所属しています。
最高賞を獲得した、自然や生物を尊重したビオディナミ栽培
ジャン・イヴ・ミレールでは、ドメーヌとして創業した1998年からドメーヌ周辺の自然や生物を尊重しながらワイン造りを行ってきました。2006年からは有機栽培を実践し、2009年にはビオディナミ栽培に転換。慣行農法が主流だったフロンサックにおいて、その選択は周囲や金融機関からも懐疑的に見られましたが、消費者が誠実さを求めていること、微生物環境の回復に伴い土地の価値が高まっていることを示し続け、2009年にAB(アグリカルチャー・ビオロジック)、2012年にはビオディヴァンの認証を取得しています。
彼らは、ビオディナミ栽培をブドウと土壌の自然なバランスを強化する総合的なアプローチと位置付け、化学合成肥料や農薬は使用せず、ビオディナミの調合材(植物、動物、鉱物などから作成)を月と惑星の動きに基づいて決められた周期に使用し、ブドウ樹に必要なエネルギーの供給と生育を促しています。また、畑の耕作は、ブドウ樹が根を深く張ることを促進し、雨などによる浸食を抑制する方法で実施。土壌を被覆作物(カバークロップ)で覆い、収穫時のブドウの品質に特にこだわりながら、テロワールを表現した健全でバランスの取れたブドウの収穫を目指しています。
これらの取り組みが評価され、2023年にフランスのワイン専門誌「テール・ド・ヴァン」が主催する「コンクール・テール・ド・ヴァン」にて、「ナチュール・エ・レスぺ(自然と尊重)」のカテゴリの最高賞である「グランプリ・ドール(金賞)」を受賞。受賞の際には「ミレール夫妻がビオディナミ農法を採用し、鷺、ネズミ、昆虫、カエル、キジバト、野ウサギが共存している。このことから、池や生垣の間に豊かに育まれた生物多様性が伺える」とコメントされました。
ブドウ本位のナチュラルなワイン造りと、透明感を引き出す「インフュージョン」
ワイン造りに関しては、その年のブドウと土壌が持つ本質を自由に表現できるようにするため、「最小限に必要な分だけ」という考えのもと、人為的介入を極力避けたナチュラルな醸造を実践。発酵には、ビオディナミ農法の畑由来の野生酵母を使用しています。酸化防止剤は、香りの表現力を豊かな状態に保つため、無添加、または少量のみ使用。そして、ワインの香りや複雑さ、豊かなテクスチャーを表現し、セラーで樽発酵槽から直接味わう体験に最も近い本物の味わいを実現するために、基本的に無清澄・無濾過でリリースしています。
また、ドメーヌ創業当初はブドウからしっかりとした抽出を行っていましたが、ビオディナミ農法を採用後ブドウの品質が向上し、果実の状態が良ければ無理な抽出は必要ないと気づいたことから、「インフュージョン」と呼ばれる優しい抽出方法に変更。「ブドウをオレンジのように搾るのではなく、上質な茶葉のように扱う」という考えのもと、発酵温度を抑え、強いルモンタージュは避け、果皮を湿らせる程度のごく軽いピジャージュによって、優しくブドウの成分を引き出します。
その結果、タンニンは滑らかに溶け込み、若いうちから親しみやすい一方で、バランスの取れた酸味とタンニンが熟成にも耐える骨格を形成。さらに「インフュージョンは磨かれた綺麗な窓のように、ヴィンテージや区画の違いを曇らせずに映し出す」と生産者が語る通り、テロワールのニュアンスが透明感とともに表現されます。
ボルドーのイメージを覆す、軽やかでジューシーなモダンボルドー
ジャン・イヴ・ミレールが目指すのは、重厚なオーク樽や高抽出による「高級感」ではなく、「エネルギー」「飲みやすさ」「果実の純粋さ」を備えた、生き生きとしたフレッシュなワイン。
「伝統的なボルドーが重厚な油絵だとすれば、ジャン・イヴ・ミレールは鮮やかな写真である。それは明瞭で明るく、ブドウが摘まれたまさにその瞬間を捉えている」と造り手が言うように、造られるワインは、一般的な力強いスタイルのボルドーとは異なり、軽やかでジューシーな、モダンといえるスタイルです。果実の旨味がたっぷり詰まっていながら、フレッシュで瑞々しい味わいのため、食事と合わせても、そのままでも美味しく楽しめます。
また、モダンでポップなラベルは、気軽にワインを楽しんでほしいという思いに加えて、基本的にドメーヌが位置する土地を表現したものになっています。ラベルの線と形状は石灰質の丘陵地と沖積平野の境界を描き、ドメーヌのユニークな立地を表現。また、気候に重要な影響を与え、ブドウの健やかな成育に重要な役割を果たすドルドーニュ川も描かれています。
このように、テロワールを表現したデザインは、ボルドーの伝統的な石造りのシャトーのイメージから離れ、ボルドーの自然の風景そのものを称賛しており、ワインが水、斜面、土壌の調和から生まれた産物であることを示しているのです。ジャン・イヴ・ミレール氏は、「一口ごとに畑のエネルギーを感じ取ってほしい。グラスの中でワインが”生きている”と感じられたなら、ワインメーカーとして成功だ」と語っています。
ジャン・イヴ・ミレールの全ラインナップ
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