自然に配慮したワイン造りを行うシャトー

17世紀から続く歴史的なシャトー、シャトー・ラ・ヴェジヌリー。2019年からは、20年に亘るワイン商を経て、ボルドーワインに特化したネゴシアンTWINS社を立ち上げたアラン・モゼズ氏が所有しています。現在TWINS社の経営は息子達に譲渡。彼は、ワインに情熱を傾ける実業家として、シャトー・ラ・ヴェジヌリーでワイン造りに注力しています。 シャトーが位置するのは、サン・テミリオン衛星地区にあるピュイスガン・サンテミリオンという地。そこでは、自然を尊重したワイン造りが行われています。25haを超えるシャトーの敷地のうち、ブドウを栽培しているのは半数にも満たない13haのみ。その他のエリアは林や茂み、池になっています。ブドウ樹の健康とワインの質を保ちながらも、その時々において最高水準の手法を用いながら、環境への負荷を軽減する取り組みが行われてるのです。