ナパ・ヴァレーにおけるトップ栽培家が手掛けるワイナリー

スクリーミング・イーグルやイングルヌックをはじめとする、名だたるカルトワイナリーを顧客として持ち、畑をマネジメントするデイヴィット・エイブリュー氏。ナパ・ヴァレーのプレミアワイン市場に、凄腕栽培家として長年携わる彼は、ナパ・ヴァレーに生まれ、幼い頃から畑作業に従事。若い内にボルドーへワイン醸造を学びに足繁く通い、フランスの苗木と栽培技術を持ってカリフォルニアに帰還します。 その後立ち上げたプライベート・ブランドがエイブリュー・ヴィンヤードです。直感と経験から辿り着いた4つの畑(マドローナ・ランチ、ラス・ポサダス、カペラ、トレヴィロス)に自ら植樹し、狂気とさえ言える妥協なき探求心から高品質で完璧なブドウを生み出しています。ファースト・ヴィンテージは1987年、それ以降数多くワイン・アドヴォケイトをはじめとした有名評価誌で100点満点を獲得している造り手です。 エイブリュ―のワインは、自社所有のナパ・ヴァレーの奥深くにある4つの区画から造られており、マドローナ・ランチ、カペラはサンタ・ヘレナのヴァレー・フロアに、トレヴィロスとラス・ポサダスはハウエル・マウンテンに位置。醸造はシェフ出身のブラッド・グリムスが務め、細部まで目の行き届いた果実の選定に、異なるブドウ品種を混醸するなどの独特の製法を採用しています。 彼らが手掛ける5つのワインは28haの自社畑から造られており、いずれも少量生産の稀少なものです。マドローナ・ランチ、トレヴィロス、カペラとラス・ポサダスは単一畑ワイン、ロスウェル・ハイドはこれらの畑のブレンド。異なる品種を混醸し、各畑の個性を表現したブレンドワイン造りに情熱を傾けているのです。