「タスマニアの父」と称される、タスマニアワインを牽引するワイナリー

ジョセフ・クローミーは、オーストラリアのタスマニアにおいて、涼しい気候が生み出すプレミアムなブドウから、エレガントなワインを造るワイナリー。創業者のジョセフ・クローミー氏は、一文無しでオーストラリアへ渡り、移民としてタスマニアへ辿り着き、炭鉱夫として蓄えたお金で1件の肉屋を始めます。そこからタスマニアの食肉業を皮切りに土地開発産業、そしてワイン産業に至るまでタスマニアの発展に無くてはならない存在にまで登りつめていきました。今や実業家としての頂点まで成し遂げた偉大なる人物で、「タスマニアの父」と称されています。彼の功績や遺産を象徴しているものとして、ワインのラベルにはボヘミア王国の紋章でもあった「しっぽを2本もったライオン」が描かれています。 ブドウ畑とワイナリーがあるのは、レルビアという北タスマニアのロウンセストンから南へ車で15分ほど運転した所と、タマーヴァレーの一番南、海岸から45kmに位置した非常に気候の安定した谷間。計61haになる自社畑はなだらかな斜面となっていて、一番低いところが海抜80ｍ、一番高いところは海抜170ｍになります。ワイナリーは、クリーンで現代的、最低限の外観、入手可能な最先端の技術を備えた仕様。また、「タスマニア・サステイナブル・ヴィティカルチャー・プログラム」に加盟しており、二酸化炭素の排出量削減、地域循環させた農業システムを取り入れるなど、環境に配慮したワイン造りを行っています。