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イッダ / IDDA ワインボトル

イタリアワインの帝王ガヤがエトナで手掛ける、新鋭ワイナリー


イタリアワイン界の帝王として、最高峰の地位を不動のものとしているガヤ。4代目当主アンジェロ・ガヤ氏は、歴史的な革新を次々と成功させ、ガヤのワインを世界トップクラスの品質へと導いていきました。


そんな彼が多くの評論家から高い評価を得るシチリア・エトナの生産者アルベルト・グラーチ氏とともに、2016年よりシチリアのエトナで開始したプロジェクトがイッダです。エトナは地中海のブルゴーニュと表現される魅惑的な土地であり、イッダはその中でも初リリースから高得点を獲得し続け、急成長を遂げています。

目次

"イタリアワインの帝王"が手掛ける、ジョイントベンチャー

イタリアワインのトップ生産者として名高い地位を誇るワイナリー、ガヤ。1859年、初代のジョヴァンニ・ガヤ氏によって創設されて以来、家族経営による徹底した品質主義を貫き、高品質のワインを生み出しています。4代目当主アンジェロ・ガヤ氏はガヤを語る上で最も欠かせない存在です。ピエモンテの伝統あるワイン造りの中で、アンジェロ氏はバリック(小樽)、単一畑の概念、国際品種の栽培を導入し、歴史的な革新を次々と成功させてきました。


その結果、イタリアワインにおける最も権威ある評価誌ガンベロ・ロッソにおいて、ガヤは最高評価を歴代最多で獲得。そして醸造の分野で傑出した業績を挙げた人物に与えられる「ワインメーカーズ・ワインメーカー・アワード」を2019年に受賞し、「帝王」の名に相応しい活躍をしています。

アンジェロ・ガヤ氏(右)とガヤ・ファミリー

そんなアンジェロ氏がシチリア島、エトナにて2016年に着手したジョイントベンチャーがこちらのイッダです。かねてよりこの地でのワイン造りを夢見ていたアンジェロ氏は、2015年に多くの評論家から高い評価を得る現地生産者、アルベルト・グラーチ氏と交流を開始。互いの職人的なワイン造りや情熱に触れていく中で、彼と一緒にワインを造りたいと思うようになり、翌2016年にはガヤにとっても初となるジョイントベンチャー設立を決定したのです。


エトナ火山はシチリア島の人々にとって、厳格ながらも優しく包み込んでくれるような存在。「彼女」を意味する「イッダ(IDDA)」と親しまれていることから、その愛称をワイン名に採用しました。

アルベルト・グラーチ氏(左)とアンジェロ・ガヤ氏(右)

火山岩土壌と高い標高由来の冷涼さを擁す注目産地

エトナはイタリア最大の面積を誇る州、シチリア島の西部に位置するエリア。「スーパータスカンの父」故ジャコモ・タキス氏や、「バローロ・ボーイズ」を牽引したマルク・ディ・グラツィア氏も目を付けていた産地です。また、ジェームス・サックリングはエトナを「地中海のブルゴーニュ」と表現し、多くの特集が組まれるなど、国外からもエトナのワインに注目が集まっています。

アンジェロ氏は「エトナはランゲと同じく、エレガントで魅力のあるワインを造ることができる場所。気候変動の課題も考慮の上、エトナのブドウ畑がヨーロッパで最も標高が高く、収穫期が大陸で最も遅いことが重要だと感じる。」とコメント。また、世界的に問題となっている気温上昇や干ばつ、大雨や激しい雹などの気候変動や環境の変化に対して、まさに理想の地の一つと言えるのです。


エトナの土壌は絶え間ない火山活動と密接に結びついているため複雑で、区画内でも深さや土質の構造が大きく変化。アンジェロ氏は「火山岩土壌がもたらすミネラル感と、高い標高がもたらす冷涼さがエレガントなワインを造り出す。」と言及しています。

ニュアンスに富んだワインを生み出す、エトナ山南西側斜面に広がる畑

イッダが所有するのは、標高600~970mに位置する、エトナ山の南西側と北西側に広がる3つの畑。山の北側は十分に開墾され高い評価が確立されていますが、南側は開墾こそ十分にされていないものの、畑の向きや標高、土壌の種類を幅広く有しているのが特徴です。

赤点:イッダの所有畑

様々なニュアンスを見出すため、土壌の個性が明確で気温、標高、日照量におけるバリエーションの異なる3区画、ビアンカヴィッラ、ベルパッソ、タルタラチにてブドウ栽培を行っています。その中でもビアンカヴィッラの畑は最も古い土壌で、約6万年前のエリッティコ時代に由来した古い溶岩流を備えていることから、小さく丸い小石を多く含有。上品でジューシーかつ、豊かで複雑なアロマを備えたワインが生み出されるのです。

シチリアの伝統的品種から造られる、複雑で優雅なスタイル

イッダではエトナの伝統的でポピュラーな黒ブドウ品種であるネレッロ・マスカレーゼと、白ブドウ品種のカッリカンテを主に栽培しています。ロッソに使用するネレッロ・マスカレーゼは、ネッビオーロやピノ・ノワールを思わせる淡い色調で、フローラルなアロマと厳格なタンニンが特徴。そのため、しっかりとした果実味を持ち合わせたネレッロ・カップッチョとブレンドすることにより、豊かで複雑なアロマを備えた赤ワインに仕上がります。

ビアンコに使用するカッリカンテは成熟が遅いため収穫時期が難しい品種。ワイン・アドヴォケイトはイッダ・ビアンコを「カッリカンテがエトナワインの主役であると主張している」とその品質を高く評価。複雑な骨格と共に生き生きとした酸味を備えており、深みのある優美なスタイルのワインを生み出します。


イッダのラベルに描かれているのはエトナ火山をモチーフにした螺旋模様。螺旋はシチリアで周期的な連続性、拡大、発展を意味する古代のシンボルであり、アンジェロ氏は「鳥の飛行や貝殻、DNA、指紋に至るまで、自然界やあらゆる生命に密接に関わる幾何学図形だ。」と語っています。アンジェロ氏とグラーチ氏の好奇心とたゆまぬ探求心のもと始まったワインをぜひご堪能ください。

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