マンドラノーヴァはシチリア島の南沿岸部、パルマ・ディ・モンテキァーロでオリーブとアーモンドを造る家族経営の農家。丁寧な栽培方法と革新的な技術の投入で、高品質なオリーブオイルを手掛けていることで定評があるメーカーです。

当主のジュゼッペ氏とシルビア氏は1995年、180haもの畑に数種類のオリーブの木を約1,000本ほど植樹。そのオリーブから1999年にオリーブオイル造りをスタートさせます。それから5年後には、より高品質なオイルを造り出すために自社工場を設立。その後もレストランを併設するなどして事業規模を拡大、現在も多くの人に愛される高品質なオリーブオイルをリリースしています。

マンドラノーヴァが位置するパルマ・ディ・モンテキャーロは、何千年もの歴史をもつ壮大な大自然に囲まれた丘の上に広がる町。中心地にはドラマチックな外観の教会を擁する景観の美しい場所で、著名な著述家、ジュゼッペ・マージ・ディ・ランペドゥーサの代表的な小説「ガット・パルド」の舞台となった土地としても知られています。

マンドラノーヴァのオリーブオイルは100％自社畑のオリーブを使用。畑は、質の良い土壌と低い湿度、さらに1年通して日照時間が長いことが特徴で、これらは全てオリーブの栽培に最適な環境と言えます。「身体に良いエクストラヴァージンオリーブオイルを作ること」を目標に掲げ、環境に配慮した栽培方法を採用。1本1本の木に1年中目を配り、自然堆肥を用いて土地をサポートし、灌漑にも備えているという徹底ぶりです。

夏の間シチリアの太陽をいっぱいに浴びたオリーブは、新鮮さを維持するために非常に早い段階で手作業にて収穫されます。まだ完熟していない若い実は油分が少ないためしっかりと枝に着いている状態。その実を手作業で収穫するのは非常に大変な作業で、これはまさに職人技と言えます。

収穫したオリーブの実は、品質を確保するため速やかに工場に運び、フレッシュなうちに粉砕、オイルを抽出します。また、マンドラノーヴァでは各品種ごとに異なる抽出方法を採用し、品種の個性を忠実に表現することにこだわっています。

オイルはろ過をせずに贅沢にも上澄みの部分だけをボトリング。また製造の段階で水を一切加えないことにより、酸化しにくくオリーブ本来の味わいと香りが全面に感じられる仕上がりになるのです。このようにして造られるこだわりのオイルは、ニューヨーク州で開かれる世界一のオリーブオイルを決めるコンテストNYIOOC(NewYork Iternational OliveOil Competition)で金賞を獲得した実績を誇るなど、国内外で数々の賞を受賞する最高品質のオリーブオイルを造る生産者として名を馳せています。

今回入荷したのは、マンドラノーヴァが1年に1回リリースする、オリーブオイルのヌーヴォ。まだ若いオリーブの実を早摘みして造られる今だけしか出回らないオイルで、オリーブの果汁をそのまま味わっているかのようなフレッシュな味わいが特徴です。

金色に輝く美しいライトグリーンの色調。品種の個性である青々しいハーブのような香りに、 フレッシュなフルーツトマトのフルーティーな風味が広がります。口に含むとまろやかで、オイルとは思えない程非常にスムース。まるで搾りたてのオリーブジュースを飲んでいるかのようなテイストです。後から、オリーブをブレンドすることによって生まれるやや苦味のあるピリリとした刺激的なニュアンスも感じます。

まずはバゲットにつけて、上質なオリーブそのままの味わいを楽しむのがおすすめ。また、魚介のマリネやフレッシュサラダでフルーティーさを楽しむも良し。リゾットやパスタなどの仕上げに回しかければ、ご家庭の料理がワンランクアップすること間違いなし！です。完売必至の限定品につき、お早めにお買い求めください。