いつもワインショップ・エノテカ 小田急新宿店をご利用いただきありがとうございます。スタッフの髙橋です。

皆様、近頃はいかがお過ごしでしょうか。

なんだか、本当に暑すぎて日中は外に出かけるのも億劫になってしまいますよね。分かります。

私は外に出るだけで、暑さに体力を奪われて帰って夕飯を食べてすぐに床につくという日が続いているように感じます。

そこで、たまには自分のカラダを労ろうと考えてワインを買って帰ることにしました。

やはり、何と言っても暑いのでしっかり冷やして楽しむことができるスパークリングワインにしようと決めました。

疲れを吹っ飛ばすような爽快なスパークリングも良いのですが、泡をゆっくり楽しみたいと考え、今回チョイスしたのがこちら。

チリの名門 モンテスが手掛けるスパークリングワイン、モンテス・スパークリング・エンジェル・ブリュットです。

こちらのワインは、モンテスのシンボルであるエンジェルの名を冠した特別な一本とされております。

セパージュはピノ・ノワールを主体とし、シャルドネがブレンドされております。かなりパワフルな味わいが期待できますね。

抜栓してみると、グラス一杯に広がったのは洋ナシやメロンといった酸味の中にしっかりと甘みを帯びたようなトロピカルフルーツのアロマに加えて、スミレのような白い花の香り。続いて、トーストのような熟成由来の香り。こちらのスパークリングワインは、なんと36か月間とシャンパーニュを超える非常に長い間熟成されております。トーストの少し焦げたような香ばしい香りは、その長い熟成の光景を想起させます。

早速口に含んでみると、まず感じるのはクリーミーな泡です。瓶内二次発酵由来の滑らかな泡とぎっしりと詰まった果実味が混ざり合い味わい深い仕上がりとなっていました。味わいの中でも驚いたのは、余韻長さです。泡と果実味を楽しんだ後に全てをまとめ上げるかのような渋みが続きワインを一杯、また一杯と口に含み無くなっていくことへの名残惜しさを感じさせます。

まるでヴィンテージ付きのスパークリングのような、クリーミー且つ濃厚な果実味が合わさったパワフルな味わいに圧巻されました。

また抜栓してから時間が経つにつれて、ワインも常温に近づいていき香りが強さを増していき最後まで楽しむことができました。

今回、こちらのワインに合わせてバゲットと生ハムを用意しました。

バゲットに生ハムを載せて頬張ると、バゲットの持つ小麦の優しく香ばしいニュアンスが口いっぱいに広がりほんのりとした甘みと、生ハムのしっかりとした塩味が組み合わさり幸せを感じている所に、果実味濃厚なスパークリングワインを注ぎ込む。

強めの塩味にワインの持つ濃厚な果実味が絶妙にマッチし、「この瞬間のために日々頑張っているのかも」と感じさせられるような満足感を覚えました。

また買おうと飲み終わった直後に考えるような、素敵なワイン。

日々の疲れを癒すワインをお探しの際は、どうぞお試しあれ。