いつも札幌ステラプレイス店をご利用いただき、ありがとうございます。スタッフの新妻です。

一気に冷え込み、冬本番の予感を感じる日々ですね。いつ雪が降ってもおかしくないほどに寒くなってきました。

さて、今回はイタリア三大銘酒としてバローロやバルバレスコに並ぶブルネッロ・ディ・モンタルチーノに使われる品種、「ブルネッロ」をご紹介いたします！

～長い時間をかけ美しくなるブドウ ブルネッロ～

「ブルネッロ」はサンジョベーゼ・グロッソという品種のことであり、通常のサンジョベーゼに比べて粒が大きく、果皮の厚みもあります。しっかりしたタンニンを柔らかくするため、ブルネッロを使うワインは通常長い熟成期間が必要なのです。こうして時間をかけたワインはまろやかでコクのある、果実味溢れた味わいとなるのです。

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは最低5年の熟成が必要なため、仕上がったワインはエレガントさと力強さに満ちたワインとなります。一方、熟成に関する規定が無いロッソ・ディ・モンタルチーノは、新鮮味やフルーティーさ、各生産者のスタイルが感じられ、若い内からも楽しむことができます。

～大自然に囲まれた銘醸地 モンタルチーノ～

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノが造られる銘醸地モンタルチーノはトスカーナ州に位置する自然豊かな場所です。生物多様性を重視するため、畑の面積を制限し、森林の面積を守ったことにより今も大自然が残っているそうです。また、土壌も多彩で、風も強く（病害や腐敗を防ぐ）、一日の気温差も大きいというブドウにとって天国のような条件が揃っているのも魅力的です。

モンタルチーノは郷土料理の数も多いので、その土地の料理とワインを合わせてみるのもいいかもしれませんね。

それでは、ブルネッロを使ったおすすめワインをご紹介いたします！

◆2021ロッソ・ディ・モンタルチーノ（レ・ラニャイエ）（写真 左）

通常価格：5,500円(税込)

生産者はモンタルチーノの南西に位置する「レ・ラニャイエ」です。歴史は浅いワイナリーですが、各畑の個性をうまく引き出していることで評価されており、世界的にも注目度が上がっているワイナリーの一つです。

こちらのワインは、チェリーやブラックベリーのフレッシュな果実味が溢れ、ほのかにハーブやシナモンのような香りが感じられます。口当たりは軽やかで、程よいタンニンときめ細やかな酸のバランスが良い一本です。酸が綺麗なので、トマトソースを使ったパスタや煮込みなど、酸味のある料理にベストマッチです！

◆2020ロッソ・ディ・モンタルチーノ（タッシ）（写真 右）

通常価格：5,500円(税込)

「タッシ」はもともと農畜産業に従事してきた家系のワイナリーです。極力人的介入を行わない自然なワイン造りにこだわっており、国際的に高い評価を獲得している生産者です。

こちらのワインは熟したチェリーやラズベリーの香りに白胡椒のようなアロマも感じられます。味わいには、柔らかいタンニンときれいな酸味があり、ブルゴーニュのようなエレガントさも感じる一本です。チーズはもちろん、ジビエ料理に合わせてみるのも良いかもしれません！

店頭では他にも、モンタルチーノのワインをご用意しております。

札幌駅へお越しの際は是非お立ち寄りください！