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ワインショップ・エノテカ 表参道ヒルズ店
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井利 穂波
皆様こんにちは!
表参道ヒルズ店の井利です。
今回は6月第3週スペシャルテイスティングのご案内です。
今回ご用意するのは、カリフォルニアワイン界を牽引するワイナリーのバックヴィンテージ「2017 オーパス・ワン」です!今や誰もがその名を知る超有名高級ワインとなった「オーパス・ワン」。由緒正しい伝統の地域ボルドーの巨匠「フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵」と"カリフォルニアワインの父"と称される新世界アメリカの巨匠「ロバート・モンダヴィ氏」の夢のコラボレーションで生まれた、偉大な一本です。今回は、オーパス・ワン・ワイナリーと、2人の巨匠についてご紹介いたします!
【カリフォルニア業界を牽引するワイナリーのバックヴィンテージ!「2017 オーパス・ワン」 テイスティング】
価格:7,150円(税込)
期間:6月18日(木)~6月21日(日)
オーパス・ワンは、ボルドーメドック格付け第1級、シャトー・ムートン・ロスチャイルドを所有する「フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵」と、"カリフォルニアワインの父"と称される伝説的人物「ロバート・モンダヴィ氏」、2人の巨匠による夢のコラボレーションで誕生した、愛好家垂涎のワインです。
1970年代ハワイにて、シャトー・ムートン・ロスチャイルドのオーナーだったフィリップ男爵と、ファミリーから独立し自身のワイナリーを設立して間もないロバート・モンダヴィ氏は出会いました。生まれも育ちも異なる2人でしたが、「新世界と伝統的産地が誇るワイン造りのアイディアを組み合わせることで、高品質かつ唯一無二のワインを造る」という共通した情熱により、出会ってすぐに意気投合。双方のワインに対する哲学、知識や伝統を詰め込み、1979年ついにカリフォルニア業界を牽引する偉大なワイン、オーパス・ワンが誕生したのです!
ワイナリーの重要なコンセプトは「TIME & PLACE」。TIME(時)は、偉大なワインの根幹にある凝縮感と複雑性がヴィンテージの個性としてもたらされることを示しています。PLACE(場所)とは、カリフォルニア州ナパ・ヴァレーの中心地であり、カベルネ・ソーヴィニヨンにおける最高峰の産地として知られる"オークヴィル"という土地が持つ恵まれたテロワールのこと。ワイナリーでは、それらが一体感を持って感じられるようにワイン造りを行っています。オーパス・ワンは、この2人の偉大な巨匠がこの世を去ったのちも独立した経営体制を貫き、2人の意思を継ぎ、偉大な作品を世に送り出し続けています。
フィリップ男爵は世界的な金融財閥ロスチャイルド家出身でありながら、銀行業ではなく「ワイン界」に革命をもたらした伝説的な人物です。弱冠20歳で、当時はまだ近代的とは言えなかった家族のブドウ畑「シャトー・ムートン・ロスチャイルド」の経営を引き継ぎ、生涯をかけて世界最高峰のブランドへと育て上げました。彼が成し遂げた主な偉業は、今日のワイン界の常識となっているものばかりです。
1. 歴史を覆した「メドック格付け」唯一の1級昇格(1973年)
これこそが彼が成しえた一番の偉業と言って間違いないでしょう。1855年のパリ万博に際し制定された、「メドック格付け(1級~5級)」。これは100年以上「不変」とされてきました。フィリップ男爵が引き継いだ当時、シャトー・ムートンは「第2級」でした。彼は、「1級にはなり得ないが、2級には甘んじない。ムートンは変わらない。」と誇りを掲げ、品質向上とロビー活動に51年もの歳月を費やしました。そして1973年、とうとう格付け史上初にして唯一の「2級から1級への昇格」という偉業を成し遂げたのです。
2. 「シャトー元詰め」の導入(1924年)
20世紀初頭まで、ボルドーシャトーはワインを「樽」の状態で販売し、買い付けたネゴシアン(仲介業者)が瓶詰して販売を行っていました。しかし、業者が途中で別の安酒を混ぜるなどの不正が横行し、品質保証が出来ないという問題が多発していたのです。そこでフィリップ男爵は1924年、「瓶詰まで一貫してシャトーで行うシステム」を世界に先駆けて導入。これはワインの品質とブランドの信頼性を守る画期的な大改革となり、瞬く間に世界中のワイナリーへと広がりました。
3. 「アート」と「ワイン」の融合
1945年以降、フィリップ男爵は文化戦略として、毎年異なる世界的な著名芸術家にムートンのラベルデザインを依頼するという戦略を打ち出しました。これまでパブロ・ピカソやサルバドール・ダリをはじめ、錚々たる巨匠たちがギャラの代わりにその年のワインを現物支給される形でラベルを描いてきました。これにより、シャトー・ムートンのワインは、単なる飲料を超え、芸術作品としての地位を確立しました。
4. 世界初のブランドワイン「ムートン・カデ」を生み出す
1930年、悪天候による不作で「ムートン」の名で売るには品質が足りないと判断した男爵は、手頃な価格のカジュアルワインとして販売する決断をしました。こうして生まれたのが世界初のブランドワイン「ムートン・カデ」でした!世界中で大ヒットし、現代では「世界で最も売れているボルドーワイン」として150か国以上で愛されています。これによってシャトーの経営基盤は非常に強固なものとなりました。
ロバート・モンダヴィ氏は、「カリフォルニアワインの父」と称される伝説的な人物。彼が「巨匠」と呼ばれる理由は、当時「安物で低品質」とみなされていたアメリカワインの品質改革を積極的に行うとともに、カリフォルニア全体を世界中に宣伝することによって、カリフォルニアの世界最高級ワイン産地としての地位を確立させた人物です。
1. カリフォルニアワインの「品質改革」
まずモンダヴィ氏が行ったのは、最先端技術の導入です。アメリカ乳製品業界からヒントを得て、世界のワイン界の中でもいち早くステンレス製の温度管理タンクを導入しました。これにより、ワインの品質が劇的に安定することとなります。また、彼はフレンチオーク樽の導入も行いました。それまでアメリカで一般的だった巨大な杉の樽での醸造をやめ、フランス産の小さなオーク樽(小樽)を導入しました。これにより、ヨーロッパらしい洗練された香りと味わいを実現したのです。また、1990年代には、NASAの協力を得て衛星データやデジタル画像を活用したブドウ畑の分析を導入し、病気の早期発見や最適な収穫時期の特定を行いました。
2. 世界最高峰のプレミアムワイン「オーパス・ワン」を生み出す
「ボルドー格付け」第1級のシャトー・ムートン・ロスチャイルドのオーナー、フィリップ男爵との共同プロジェクトにより、「オーパス・ワン」を生み出しました。これは、「カリフォルニアでも一級品の高級ワインが造れる」ことの証明にほかならず、世界中を震撼させました。「オーパス・ワン」の世界を股に掛けた大成功は、カリフォルニア全体の高級ワイン産地として地位を確立させることとなったのです。
3. ナパ・ヴァレーを「世界的な観光地」へ
モンダヴィ氏は自身のワイナリーの成長だけでなく、カリフォルニア全体の発展を常に考え尽力しました。地域全体のレベルの底上げが、結果的にカリフォルニアワインの価値を高めると信じていたからです。その哲学のもと、彼は自身のワイナリーで得た技術やノウハウを、周囲に惜しみなく公開。カリフォルニア全体の品質改革が成され、一大産地として生まれ変わっていったのです。また、ワイナリーにいち早く「テイスティングルーム」を作り、見学ツアーや、音楽・アート、最先端の料理などを楽しめるイベントを頻繁に開催しました。今や一大観光地となったナパ・ヴァレーの「ワイン・ツーリズム」の基礎は、モンダヴィ氏によって作り上げられたのです。
2017 オーパス・ワン / オーパス・ワン・ワイナリー
ボトル価格:99,000円(税込)
今回の押しポイントはやはり、2人の巨匠が生み出した夢のワイン「オーパス・ワン」のバックヴィンテージ、2017年がテイスティングできる点です!しかもこの2017年ヴィンテージは、数々の名立たるワイン評価誌で95点以上の高得点を獲得しているヴィンテージ!
しかし、カリフォルニア全体では、ノース・コーストにおいて火山事が発生し、品質・収量ともに非常に難しいヴィンテージでした。しかし、オーパス・ワンはそんな逆境の中でなぜ高得点を獲得することができたのでしょうか。それは、「火山事が発生する前に、ブドウの85%以上を収穫し終えていたため」です。これにより、結果として平年を超える収量に恵まれました。このような迅速かつ的確な収穫判断ができた背景には、ロバート・モンダヴィ氏がもたらした功績の一つ、衛星データおよびデジタル画像の活用による緻密なデータ分析がありました。まずデジタル画像分析により、区画ごとの最適な熟度を精密に把握。さらに、データ分析により果実が最適な糖度と酸度のバランスに達していることが証明されたため、例年よりもかなり早い9月5日から収穫を開始しました。これにより効率的なハイスピードでの収穫が可能となり、10月8日の火災発生時にはほぼすべての優良なブドウがワイナリーへ搬入されており、オーパス・ワンは山火事の難を逃れることができたのです。デジタル分析が山火事を予見したわけではありませんが、2017年のオーパス・ワンが高評価を獲得することができたのは、最先端のデジタル分析により異例の早期収穫に踏み切った決断の勝利なのです!巨匠たちが残した功績は今もなおワイナリーを支えているのです。
皆様のご参加をスタッフ一同心よりお待ちしております。
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