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ワインショップ・エノテカ 表参道ヒルズ店

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コンドリュー3生産者飲み比べ! 「シャトー・ド・サンコム」「ルネ・ロスタン」「タルデュ・ローラン」3グラスセット

井利 穂波

2026.06.01
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皆様こんにちは!

表参道ヒルズ店の井利です。

今回は6月第1週スペシャルテイスティングのご案内です。


今回ご用意するのは、コンドリューの3生産者「シャトー・ド・サンコム」「ルネ・ロスタン」「タルデュ・ローラン」の3グラスセットです!非常に面白い歴史を持つコンドリュー。アペラシオンの歴史に触れながらテイスティングできるのも、ワインの面白さの一つですよね。今回は波乱万丈ストーリーを持つコンドリューから3つのワイナリーをご紹介します!


【コンドリュー3生産者飲み比べ!「シャトー・ド・サンコム」「ルネ・ロスタン」「タルデュ・ローラン」3グラスセット】

価格:3,300円(税込)

期間:6月5日(金)~6月7日(日)

★一度は絶滅寸前に?!波乱万丈な歴史を持つコンドリュー

フランス北ローヌに位置し、ヴィオニエ種100%で造られる、白ワインの銘醸地コンドリュー。その歴史は古く、なんとローマ時代からブドウ栽培が行われており、中世に入ると、ローマ教皇たちから「比類なき偉大な美酒」として熱狂的に愛されました。また、ナポレオンの妻であるジョセフィーヌも愛したワインの一つで、彼女のワインセラーにはコンドリューの貴重なワインが並んでいたという記録が残っています。そんな長い歴史を持ち、時代を超えて多くの権力者や著名人に愛されてきたコンドリューですが、1970年代初頭には栽培面積が僅か8haとなり、絶滅寸前にまで追い込まれてしまいました。

一体なぜ絶滅の危機を迎えてしまったのでしょうか。まず彼らに襲い掛かったのは、害虫フィロキセラによる大打撃と世界大戦による深刻な労働不足問題です。これはヨーロッパ全域が被害を受けましたが、終戦後回復してゆきました。しかし、コンドリューは回復どころか更なる危機的状況に陥ってしまったのです。その理由は、コンドリューの難しい栽培環境にありました。ブドウ畑が位置するのはローヌ川沿いの極端な急斜面。傾斜はなんと30度~50度に達します。これはあの清水寺の崖と同じくらいの角度!トラクターなどは横転する危険性がある為使用できず、すべての作業が人間の手によって行われているのです。命の危険をも伴う過酷な労働環境に対し、平地でのブドウ栽培に比べ採算が取れず、栽培面積は減少の一途を辿り、1970年代初頭には8haまで減少してしまったのです。

この未曾有の危機に直面したコンドリューを救ったのが、後に「コンドリューの父」と称されたジョルジュ・ヴォルネ氏の情熱と世界的なアロマティック白ワインブームでした。ジョルジュ・ヴォルネ氏は、「この地で生まれるヴィオニエは唯一無二の価値がある」と信じ、誰もが嫌がったコンドリューの中でも急峻な名畑「コトー・ド・ヴェルノン」にヴィオニエを植え続け、超一級品のワインを造り続けました。彼が造る圧倒的なクオリティのワインが世界中の評論家や一流レストランを魅了し、「コンドリューを無くしてはならない」という世論が生まれたのです。そんな中で起こった世界的なアロマティック白ワインブーム。ヴィオニエの熟した白桃や杏、白いお花など、華やかで官能的な香りが世界中で注目されました。カリフォルニアやオーストラリア、南アフリカなどのニューワールドで栽培されるようになり、「本家のコンドリューって何?」と逆輸入的にコンドリューが再注目されるように。「ヴィオニエの聖地」の名を確立し、白ワイン銘醸地の一つとして奇跡的な復活を果たしたのです!

★テイスティングワインのご紹介

2023 コンドリュー / シャトー・ド・サンコム

ボトル価格:13,200円(税込)

シャトー・ド・サンコムは、500年の歴史を持つジゴンダスのワイナリーであり、トップ生産者のひとつです。サン・コムを世界的に注目されるトップ生産者に押し上げたのが、14代目当主のルイ・バリュオール氏。ブルゴーニュで学んだ知見を活かし、区画の収量を厳密にコントロールしたり全房発酵を行うことで、より芳香に富み、凝縮感がありつつもエレガントな味わいを生み出しています。そうして造り出されたジゴンダスは、各評価誌で高得点を連発。『ワイン・スペクテーター』の2013年11月号では、「ジゴンダスの天才」と称賛されるなど、世界的に知られる存在となりました。

そんな彼らが造るコンドリューは、豊かな香りと凝縮感がありながら、エレガントにまとまったスタイル。瑞々しい白桃やアプリコットなどのアロマに加え、白い花などの華やかな香りに、厚みのあるクリーミーなストラクチャーが感じられます。そんなリッチな味わいに、綺麗な酸が溶け込んでおり、エレガントさも忘れません。


2023 コンドリュー ラ・ボネット / ルネ・ロスタン

ボトル価格:15,400円(税込)

ルネ・ロスタンは、名実共にコート・ロティを代表する造り手の一つ。驚くほど繊細で美しいシラーを造ることで有名です。ブドウ本来の香りや味わいを最大限生かすワイン造りを目指し、伝統と革新を見事に融合させたワイン造りを実施。伝統的な製法にのっとり、発酵時には冷却装置などを一切使わず温度調節を自然に任せる製法や、ブドウのピュアな味わいを邪魔しないよう新樽の使用は最小限に抑えています。しかしテロワール表現では積極的に現代技術を導入。発酵には回転式密閉型発酵タンクを使用して行うヴィニマティックという方法をいち早く導入することで、雑味の少ない綺麗な抽出が可能になりました。

そんな彼らが生み出すコンドリューは、年間僅か300~400ケース。大変稀少な1本です。しっかり彼らの哲学を表現した一本となっており、南国果実の芳醇なアロマと花やハーブのニュアンスなど、華やかな香りが次から次へと広がる芳醇なスタイルとなっています。傑出したアロマとエレガンスは、まさに極上の味わいです。


2023 コンドリュー ヴィエイユ・ヴィーニュ / タルデュー・ローラン

ボトル価格:12,100円(税込)

タルデュー・ローランは、ローヌにおいての、ブドウ畑を所有せず契約農家から買い付けて醸造をする「ミクロ・ネゴシアン」のパイオニアです。「ドメーヌより自由度高くブドウをセレクションでき、熟成やブレンディングに集中できる。ローヌ全体の複数アペラシオンを作ることが出来るのもネゴシアンの良いところ」と当主ミシェル氏は語っていますが、実際に南フランスのローヌ全域で数多くのアペラシオンを手掛けています。また、タルデュー・ローランは、ミシェル氏がブルゴーニュに出向いた際、ブルゴーニュでネゴシアンを興したドミニク・ローラン氏と意気投合し、共に創業したワイナリー。ブルゴーニュを彷彿とさせるエレガントなスタイルが特徴です。

彼らが生み出すコンドリューは、ボディを程よく抑えバランスが重視されており、独特のミネラル感、繊細な酸味と有核果実や柑橘系の果実のアロマが綺麗に引き出されているのが特徴です。

★私の今回のテイスティングの押しポイント!!

やっぱりコンドリューの面白いところは、波乱万丈な歴史ではないでしょうか。

先程ご紹介した、1970年代初頭に一度絶滅寸前まで追い込まれたところからの復活劇。また、清水寺の舞台と同じか、場所によってはそれ以上の急角度の断崖絶壁のような場所に、ローマ時代から畑が開墾されていたという長い歴史。ワイン造りに対する熱い情熱とロマンを感じずにはいられません 。非常に厳しい栽培環境は今もなお続いており、テクノロジーが進化した現代でもすべて手作業でしか栽培作業が行えないんです!熱い情熱を持った 3つの生産者を飲み比べながら、コンドリューのロマンを感じてみてはいかがでしょうか。

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