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ワインショップ・エノテカ東京駅グランスタ丸の内店

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東京駅グランスタ丸の内店のブログ

ワイナリー訪問記17【イエルマン】

坂本 佳幸

2026.03.23
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ルーツを映す醸造メソッド。イエルマンが守り続けるこだわりとは?

ワイナリー訪問記17です!


ワイナリーの内部に入ると、外の風景とは対照的な静けさが広がっていました。
ステンレスタンクの並ぶ部屋、樽が眠る部屋──


それぞれの空間がまるでワインのために用意された“専用の居場所”のようで、温度も湿度も微妙に異なる。

抽出は穏やかに、 発酵は低温で長時間かけて
ヴィンテージ・トゥニーナの樽

イエルマン家はオーストリアにルーツを持ち、スロヴェニアを経てフリウリへと辿り着いた家系だ。
その歴史は単なる“過去”ではなく、彼らの誇りであり、ワイン造りの芯になっている。
その精神は、醸造の細部にまで息づいていた。

たとえば、国際品種を使うときでさえ、彼らはフレンチオークではなくスロヴェニアンオークを選ぶ。
フレンチオークを使う場合も、一般的な228Lではなく300Lの樽を使う。
その選択のひとつひとつに、「自分たちのルーツを大切にする」という静かな意志が宿っていた。

オーストリアの王宮の壁を購入したそう。家族の歴史を継承する、伝統への敬意を感じます。

さらに驚いたのは、キュヴェごとに異なる部屋で樽熟成を行うというユニークなアプローチ。
単に管理のためではなく、それぞれのワインが最も心地よく熟成できる環境を整えるのだそう。
ワインを“育てる”という言葉がしっくりくるほど、丁寧で、愛情のこもった工程だった。

そして彼らが繰り返し語っていたのが、
「酸のフレッシュさとエレガンス」
「ワインは頭で考えて飲むものではなく、美味しく飲むもの」
という言葉。

流行やスタイルに流されず、あくまで“美味しさ”を最優先する姿勢に、造り手としての誇りを感じました。

ヴィンテージ・トゥニーナ 2022


聞いただけでワクワクする、想像もつかないブドウ品種のブレンド。 リンゴや洋梨の瑞々しい果実のアロマ。お花のようなフローラルさ、 糖蜜の蜜っぽさもあるなんともエキゾチックなワイン。 さらりとした飲み口にピュアな果実味をストレートに感じます。飲む前のアロマは有核果実系、 飲んでみると熟したレモンのような柑橘類のニュアンスが強い。 酸味は柔らかながら余韻がとても長く、ほろ苦さが後を引くのが印象的。 普段、ついつい同じワインしか選ばないと言う方、是非試してみて!

ワインショップ・エノテカ東京駅グランスタ丸の内店

Y.Sakamoto

資格

JSA呼称資格 ソムリエ、WSET Certified Level3 Award in Wines

好きなワインタイプ

繊細、ブル・ピノタイプ、ブル・シャルタイプ、白ワイン、ピノ・ノワール、シャルドネ、フランス ブルゴーニュ、ドイツ

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