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ワインショップ・エノテカ銀座店
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船木 里紗
ルイ・ロデレール(Louis Roederer)は、フランスのシャンパーニュ地方で名高いシャンパンの生産者で、
1776年にシャンパーニュ地方で創業し、現在に至るまで、品質と伝統を重んじたシャンパン作りを行っています。
ルイ・ロデレールの築き上げてきた功績は世界中で認められており、
イギリスの専門誌『ドリンクス・インターナショナル』の「世界で最も称賛されるシャンパーニュ・ブランド2025」にて、
ルイ・ロデレールが6年連続の第1位を受賞。
また、シャンパーニュ&スパークリングワイン世界選手権2022では、
彼らの看板的キュヴェ、コレクション 242 [マグナムボトル]が、見事ワールドチャンピオンに輝きました。
1776年の創業: ルイ・ロデレール家は、シャルル・ロデレールによって創業されました。
この時期、シャンパンの品質はまだ安定していなかったため、ロデレール家は品質向上に取り組み始めました。
19世紀初頭: 1800年代初頭、ルイ・ロデレールは、シャンパンの品質を大きく向上させ、
特にブルゴーニュの貴族やヨーロッパの王族との関係を築きました。
クリスタルの誕生(1876年): ルイ・ロデレールは、ロシア皇帝アレクサンドル2世の注文を受けて、特別なシャンパンを製造しました。
このシャンパンが「クリスタル」として知られ、透明なガラスボトルに金のラベルを付けたことで、非常に高級で特別なシャンパンとしての地位を確立しました。
20世紀: 20世紀に入ると、ルイ・ロデレールは、品質の一貫性を保ちながら、シャンパンの製造における革新を推進し、世界的にその名を広めました。
現在: 現在もルイ・ロデレールは、家族経営のシャンパンメーカーとして、世界中のワイン愛好家やシャンパン愛好家から支持されています。
クリスタルをはじめとする各種シャンパンは、贈答用や特別な場にふさわしいものとして人気があります。
クリスタルが生まれるきっかけを作った、ロシア皇帝アレクサンドル2世。
別名 解放皇帝とも呼ばれており、ロシアの近代化に大きく貢献した人物。
当時からルイ・ロデレールの大ファンだったと言われております。
当時アレクサンドル2世の元では帝政ロシアの芸術や工芸が発展しており、
ロシア宮廷文化の中でも特に、切子ガラス(ロシアンクリスタル)や装飾ガラスが重要な役割を果たしており、
宮廷用の贈答品や食器として利用されておりました。
クリスタルという名前は素材のクリスタルに由来し、皇室専用であった事を象徴しています。
それに加え、アレクサンドル2世 の要望として、
毒を隠せないように、透明でそこが平らなビン(暗殺リスクの対策)、
皇室専用として豪華な装飾の金箔ラベルを採用し、完成されたのが、
ルイ・ロデレールのシャンパーニュ 「クリスタル」です。
激動の時代を乗り越えてきたワインはその中でも人々の喉や心を満たしてきた存在。
ルイ・ロデレールのクリスタルを飲むときにはぜひ"皇帝のシャンパーニュ"として
味わってみてください。
ルイ・ロデレールの公式HPに個人的に感銘を受けた一文を記載させていただきます。
時間とは最高の贅沢
メゾン・ルイ・ロデレールは、2世紀以上にわたりワイン造りを続けています。偉大なシャンパーニュには、じっくりと培われた時間のリズムが刻まれています。
本当の贅沢とは、時間なのです。
考える時間、熟成する時間、問いかけをする時間です。
丁寧に全ての要素を集める時間、立ち戻って最善の道を検討する時間、敬意と情熱を込めて謙虚に取り組む独自のテロワールから生まれる
偉大なシャンパーニュ造りを後世へ伝える時間です。
皆様にとって素敵なワイン時間になりますように。
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
妊娠中及び授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
ほどよく、楽しく、良いお酒。のんだあとはリサイクル。