コート・デ・ブランの真髄を表現するレコルタン・マニピュラン

アグラパールは1894年、シャンパーニュ地方コート・デ・ブラン地区のグラン・クリュ、アヴィズにアルチュール・アグラパールにより設立されました。代々所有する畑を拡張していき、現在は本拠地のアヴィズを中心に、同じくコート・デ・ブラン地区のグラン・クリュであるオジェ、クラマン、オワリィ、さらにプルミエ・クリュを含め、合計12haのシャルドネの畑を所有しています。 彼らの所有する畑は8割がグラン・クリュであり、そこに栽培されているブドウ樹は平均樹齢約40年という恵まれたテロワールです。また、栽培手法はビオディナミ農法を採用していますが、殊更にその手法をアピールすることは無く、あくまでも土地の個性を引き出す手段としか考えていません。その探究心は留まるところを知らず、近年は馬による耕作や古代品種の混植などに挑戦しています。 ワイン造りにおいては、新樽を一切使用せず、醸造からリザーヴワインの保存まで、一般的な樽の倍のサイズに相当する600Lのデュミ・ミュイ樽の古樽を使用。所有する区画毎に古樽とステンレスタンクを使い分けながら澱とともに熟成させます。その後、翌年5月の満月時に無清澄、無濾過で瓶詰めされ、最低3年間の瓶内熟成を実施。造られるワインは複雑味があり、ピュアな味わいのシャンパーニュです。