シャトー・ポンテ・カネ
CH. PONTET CANET

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フランス

フランス ボルドー ポイヤック

シャトー・ポンテ・カネ / CH. PONTET CANET ワインボトル

新しいボルドーの表現を発信する、革新的シャトー


2004年からビオディナミを実践し、左岸で初めて厳格なビオディヴァン認証を獲得したシャトー・ポンテ・カネ。栽培と醸造に電気を使わない手法やアンフォラの導入など、革新的な製法を推し進める、ボルドーにおけるビオディナミのパイオニア的存在です。また、過去にはワイン評価誌にて100点を連発するなど、その実力は5大シャトーに迫り、格付け5級以上の高い評価を受け続けています。

目次

メドック格付け第五級にして目覚ましい飛躍を遂げるシャトー

ボルドーのメドック格付け第五級、シャトー・ポンテ・カネ。シャトーが位置するのは、格付け第1級シャトー・ムートン・ロスチャイルドの真南の場所。また、北西端の区画はシャトー・ラフィット・ロスチャイルドが所有する畑にも程近いという絶好の立地にあります。

その歴史は、18世紀初頭に、法律家でありメドック地区の知事でもあった、ジャン・フランソワ・ポンテ氏がポイヤック北部にある土地を購入し、その後“カネ”と呼ばれる区画を購入したことから始まります。1860年代になると当時の当主であったマダム・ポンテ女史がワイン商ヘルマン・クリューズ氏にシャトーを売却。巨万の財力を保持していたクリューズ家は、シャトーに惜しげもなく財を投資し品質向上を図りました。


そして、1975年までオーナーを務めていたクリューズ家からギー・テスロン氏(著名なコニャック商人)が買い取ってからは、見違えるような高品質のワインを造り出しています。その息子で現在のオーナー、アルフレッド・テスロン氏は畑とセラーに多額の投資をして環境を徹底的に整備。出来上がったブドウにも非常に厳しい選果を施した結果、1994年ヴィンテージ以降、名実ともに一級シャトーに迫るトップシャトーへと成長し、ひと際注目を集めています。

現在、世界的に有名なワイン評価誌、ワイン・スペクテーター誌では「オーナーのアルフレッド・テスロン氏はボルドー左岸において、この10年間で最も注目すべき大転換を行ってきた一人である。ポンテ・カネのクオリティの上昇はすでに第五級を超えている。ポンテ・カネは砂利質土壌のポイヤックの特徴を見事に引き出し、パワフルで長期熟成にも耐えうる丁寧な造りだ。」とシャトー・ポンテ・カネを称賛しています。

ボルドーにおけるビオディナミのカリスマ的存在

今やロバート・パーカーやジェームス・サックリング、ワイン・スペクテーターが100点満点を与える偉大なシャトー・ポンテ・カネ。2004年からビオディナミを実践し、2010年に認証機関エコセールからオーガニック認証、2014年にバイオダイナミック認証を取得。左岸のシャトーで初めてビオディナミの認定(ビオディヴァン)を獲得しました。


シャトー・ポンテ・カネはまさにボルドーにおけるビオディナミのパイオニアであることは間違いなく、ポンテ・カネの成功があったからこそ、シャトー・ラトゥールをはじめとする数々のシャトーがビオディナミに踏み切ったと言っても過言ではありません。


さらには、電気を使わないエシカルな時代を目指し、手作業による除梗や馬での耕作、また、2013年にはアンフォラ発酵を導入。このタンクには畑の土壌を混ぜて造られており、メルロ向けの槽には粘土が、カベルネ・ソーヴィニヨン向けには礫が含まれています。全体の約30%がこのタンクで熟成されており、ブドウの真の純粋さが引き出されるとして、敬意が表されてるのです。


このように、品質向上に懸ける執念ともいうべき姿勢は留まるところを知らないシャトー、シャトー・ポンテ・カネ。ボルドーで現地人に行くべきシャトーを尋ねても、多くの人が「ポンテ・カネ」と答えるほど、ボルドー左岸において最も注目すべきシャトーのひとつです。

丁寧な造りが生み出す、豊かな香りが印象的な高次元のバランス

シャトー・ポンテ・カネが所有する81haの畑では、平均樹齢45年のカベルネ・ソーヴィニヨン(64%)、メルロ(30%)、カベルネ・フラン(4%)、プティ・ヴェルド(1%)のブドウ樹が植えられています。収穫したブドウは房がつぶれない様に浅いトレーで運ばれ、人の手で2回厳しい選果を行います。天然酵母を使って2.5週間、コンクリートタンクと木製タンクの両方を使用しながら発酵し、マセラシオン(浸漬)は1週間程続きます。

その後ファールトラベルは、16カ月~18カ月熟成。基本オーク樽(新樽率50%)を使用していますが、近年コンクリート製アンフォラを導入。アンフォラには、オーク樽と同じく微酸化作用があり、素焼きの粘土で作られているため、ステンレスタンクやコンクリートタンクと比べると気密性が低く、木樽同様にワインに微量の酸素を供給することになります。


また一方で、アンフォラは一般的に内部が蜜蝋でコーティングされているため、ステンレスタンクと同様容器由来の風味をワインに付けないということも、大きなメリット。アンフォラで造られたワインは、木樽で造られたワインのようなまろやかで優しい味わいと、ステンレスタンクで造られたワインのようなブドウのピュアな果実味の、両方の良い点を兼ね備えたワインとなるのです。

シャトー・ポンテ・カネのワインの特徴といえば、なんと言ってもその華やかなアロマ。黒系果実や野性的な香りが入り混じる複雑なアロマが印象的で、長く心地よい余韻があり、芸術的とすら言える甘美な魅力が溢れ出します。濃厚な果実味と熟したタンニンを持ちながら、折り目の正しいディテールとフィネスもあるバランスの取れたスタイルです。

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