シャトー・パヴィ CH.PAVIE
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フランス ボルドー
サン・テミリオンで最大の規模にして、頂点を極めたシャトー
シャトー・パヴィは、サン・テミリオンの町の南東にあたる、サン・テミリオン地区の東の丘陵斜面という素晴らしい場所に位置しています。小さなシャトーの多いサン・テミリオンですが、シャトー・パヴィの栽培面積は37haと大きく、第1特別級の中でも最大の規模を誇ります。シャトー・パヴィの斜面にブドウが植えられたのはなんと4世紀。古代ローマ人によって植えられた記録が残っています。シャトー・パヴィの名は19世紀半ばには知れ渡っており、当時のボルドーワインを紹介する書籍において、高く評価されていました。 その後畑を買い増し、品質をさらに向上させたシャトー・パヴィは1954年、サン・テミリオン第1特別級Bに格付けされました。1979年以降、たくましく、凝縮感のある、さらにフルボディなワインを産出。特に1998年にジェラール・ぺルス氏がシャトーを購入してからより一層味わいに磨きがかかり、モダンなワインへと変化しています。 2012年には、サン・テミリオンの最高格付けである第一特別級Aにシャトー・パヴィとシャトー・アンジュリュスが格上げされました。およそ50年にわたり不変であった格付けの変更は、ボルドーの歴史に残る出来事となったのです。なお、2022年の格付け見直し時、シャトー・アンジュリュスは格付けから脱退しています。