商品の紹介

こちらのワインは、オーストリアの土着品種、サンクト・ラウレントを使用して造られる赤ワイン。サンクト・ラウレントは、シトー派の修道士がブルゴーニュからピノ・ノワールをオーストリアに持ち込む過程で、他のブドウ品種と交配しできたといわれる黒ブドウ品種。片親がピノ・ノワールであることから、赤系果実の香りに滋味深く上品な味わいで現在国内外で大きな注目を集めている品種です。 全て手摘みで収穫されたブドウは、印象的なラベルに描かれているように、開放式バットにて足で踏んで破砕されます。発酵後、1500リットルのバレルにて20ヵ月間の熟成を経てリリース。じんわりと口中に広がるピュアな果実味と滋味深い旨味が印象的な１本です。

生産者について

ヴェーニンガー WENINGER

ビオディナミを実践するオーストリアの造り手

ヴェーニンガーはオーストリア、ミッテルブルゲンラントに居を置く赤ワインの生産者。現オーナーのフランツ・ヴェーニンガー氏が1982年に親から小さなワイナリーを引継ぎました。「ワイン醸造者はブドウの実の中にすでにあるものしか取りだすことはできない」をモットーに、2006年からはビオディナミに転換し、殺虫剤、化学除草剤などは一切使用せず、ベーキングパウダーや自家のコンポストを使った自然に近い農業を実践しています。合計28haある5ヵ所の単一畑では、ブラウフレンキッシュ、メルロー、ツヴァイゲルト、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールそして、サンクト・ラウレントといった黒ブドウ品種を栽培しており、土壌と品種の相性を見極め、テロワールを表現したワインを生み出しています。

生産地について

オーストリア ブルゲンラント

オーストリアきっての赤ワインの銘醸地。

オーストリアの赤ワインの半分は、ブルゲンラント州で生産されています。主要品種はブラウフレンキッシュ、ツヴァイゲルト、ザンクト・ラウレンなどです。この地はオーストリアで最も温暖な地域で、ノイジードル湖が気温変化を和らげてワインの味わいを穏やかにしています。以前は、甘口の貴腐ワインの産地として知られていましたが、近年では高品質な辛口ワインも多く生産されています。酸がまろやかでフルーティーなツヴァイゲルトや質の高いソーヴィニヨン・ブランがその代表です。また、赤ワインではピノ・ノワールとの自然交配で生まれたとされるザンクト・ラウレントが注目を集めています。