こちらのソシソンを手掛けるのは、フランス食品業界のリーディングカンパニー、ベルフランス。その中でも3つのブランドを展開しているうちの1つが、メゾン・ド・サヴォワ。

もとは、1925年にフランスの中でも世界中の美食家が集まるとされるリヨン地域にて、先代がシャルキュトリー店、モシュポレットを創業しました。1974年には更に別会社を設立し、2代目が各地域の地方名物を製造している5つの工場を買収し拡大。その後2008年にベルグループの傘下に入り、ベル・フランスの中の3つのブランドの1つとして展開しています。

製造工場は、フランス南東部オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ圏を中心に位置しています。周辺は山々に囲まれ、伝統的に豚肉料理の歴史が深く、豚肉の食文化が発達した地域。また気候環境も生ハム、サラミの熟成に適しており、塩漬から乾塩まで最適な環境下で製造される最適な場所です。郷土料理にはラクレットやチーズフォンデュ、ポレンタ、サラミなどワインと相性のよいものが多く存在します。

生産地のサヴォワはスイスとイタリアの国境、アルプス山脈の麓にあり、昔からイタリアとの深い文化交流があったことからソシソンが誕生。こちらサヴォワ地方伝統の味わいを楽しめる一品です。フランスのソシソンの特徴は、典型的なイタリアのサラミより熟成期間が長く、天然の白いカビがケーシングに付着している点。このケーシングがあることによって、奥行のある味わいになるためケーシングを取らずにいただくのが現地流です。また使用する材料もモンブランの麓で手に入る地元の食材にこだわって作られています。

ソシソン セック サヴォワ ハーブは、ローズマリー、タイム、バジルなどのサヴォワ特産ハーブを周りにたっぷりとまとわせた爽やかな香りが特徴のサラミです。サラミの熟成したコクと旨みに、ミックスハーブの香りがアクセントに効いた味わい。表面のハーブはそのまま召し上がることもできますし、食感が気になる方はケーシングごと取り除いてお召し上がりください。ぜひ、香り豊かな赤ワインや、爽やかな白ワインと合わせていただくのがおすすめです。