商品の紹介

フランス・パリの歴史あるレストラン「ル・タイユヴァン」。そのワインリストは愛好家やプロフェッショナルからの指標となっており、生産者にとっても自分のワインが選ばれることは最高の栄誉となっています。「コレクション・タイユヴァン」は、ソムリエやバイヤーが各生産者たちの蔵元に直接出向いて試飲し、優れた樽のワインだけを買い付け、タイユヴァンのために瓶詰がされたワイン。料理に合わせやすいよう、味わいのコントロールもタイユヴァンが行っており、「食とワインとの調和」を哲学とする、タイユヴァンならではのこだわりのワインです。

こちらのベレを手掛けるル・クロ・サン・ヴァンサンは、有機農法とビオディナミを取り入れ、品質の高いワイン造りを行っている生産者。プロヴァンス地方のワイン産地の中でも最東端に位置するベレは、僅かに産出されるワインの殆どが、隣接する一大リゾート都市ニースで消費されてしまうため、日本でも滅多に見かけることは無い非常に稀少なワインです。南または南東向きの畑で、大きめの石、砂質の土壌によりブドウは理想の熟度になります。収穫は手作業で最良のブドウのみを使用。果皮と付け込みプレスし、発酵は木樽で行います。細かな澱と共に5~6ヵ月間寝かせた後、木樽で1年間熟成。その後無濾過で瓶詰めされます。

こうして生み出されるワインは、香り高く華やかなアロマが特徴。心地よいアロマティックなキャラクターが口の中で広がり、ほのかな苦みがお食事との幅広いマリアージュを実現します。年産本数は僅か5,000～6,000本と少なく、見つけたらぜひ手に入れたい注目の1本です。

生産者について

タイユヴァン TAILLEVENT

ワインのセレクトで世界的評価を受ける、パリ屈指のレストラン

1946年にフランス・パリに創業した歴史あるレストラン、タイユヴァン。1973年から34年間、3つ星を守り続けてきた、名実ともにフランス屈指のレストランのひとつです。タイユヴァンは“食とワインの調和”という哲学のもと、料理だけでなく、その素晴らしいワインセレクションも世界的に高い評価を受けています。

2代目オーナー、故ジャン・クロード・ヴリナ氏はレストラン業の傍ら、ワイン生産者を訪ねてフランス全土をくまなく歩き回り、自分の目と舌で確かめたクオリティの高いワインを買い付けてきました。彼のワインへの情熱は、幼い頃から父親とともに多くのワイン生産者を訪問したことで養われてきました。ルフレーヴやラヴノーも、タイユヴァンに選ばれたことで、スタードメーヌとしての栄光が始まったとか。1987年にはワインショップ「Les Caves de Taillevent（レ・カーヴ・ド・タイユヴァン）」を開業し、有名銘柄からあまり知られていないワインまで、洗練されたワインの品々を紹介しています。

2011年に高級ホテルやレストランを経営するガルディニエ家の管理下となったことで、タイユヴァンの哲学 “食とワインの調和”をさらに追及し、厳選された高品質のワインを紹介しています。ワイン生産者にとってタイユヴァンのワインリストに自分のワインが選ばれるということは、最高の栄誉。タイユヴァンのワインセレクションは、何よりも信頼がおけるものとしてワインのプロフェッショナル、あるいは愛好家たちの指標ともなっているのです。

生産地について

フランス プロヴァンス

世界屈指のロゼワイン産地

地中海沿岸のマルセイユからニース一帯に広がるプロヴァンス地方。フランスのワイン産地では最も古い歴史があり、2600年も前にブドウ畑が存在していました。生産量の約90％がロゼワインであり、フランス最大のロゼワイン産地です。その他にもバランスが良くスパイシーさのある赤、果実とミネラル感に富んだ白ワインも産出しています。夏は暑く乾燥する地中海性気候である上に日照に恵まれるという、ブドウ栽培に適した気候であるため、有機栽培が多く取り入れられています。