商品の紹介

生産者について

テール・デトワール TERRES D'ETOILES

アルザスのビオディナミ栽培における新世代の造り手

アルザスはビオロジックやビオディナミ栽培に挑戦する生産者がとりわけ多い地域ですが、中でも特に注目されている新世代のビオディナミ栽培の造り手がミットナット・フレール。マルセル・ダイスの当主ジャン・ミシェル・ダイス氏の親友でもあるマルク・ミットナット氏と、クリストフ・ミットナット氏兄弟が手掛けていました。

2019年8月、兄弟は別々の道を歩むことになり、クリストフ氏とクリストフ氏の奥様であり、赤坂のフレンチレストランで長年シェフを勤めていた由佳さんが設立した新ドメーヌが「テール・デトワール」です。

ドメーヌ名の「Terre d'toiles」（テール・デトワール）は、「星々きらめく土地」という意味。「ビオディナミをはじめてから、猪や鹿が畑に入ってくるよう。動物達は農薬や化学肥料を使用している隣人の畑には入ろうとしません。畑に野生のチューリップが咲いたり、野いちごが実るようになったんですよ」と由佳さんは語ります。畑で土まみれになりながら、真摯にブドウと向き合い、健全なブドウ栽培に取り組んでいます。

1999年よりビオディナミを開始し、エコセールとABマークを取得しています。収穫は全て手摘み。赤は100％除梗し、白は除梗しません。天然酵母のみで発酵しており、アルザスの伝統的な大樽で発酵および熟成。ワインは透き通るようにピュアで、とても上品な口当たりながら、奥行きのある深い味わいに仕上がります。

生産地について

フランス アルザス

多様な地形と品種が織りなす、独自の発展を遂げた産地

フランス北部、ヴォージュ山脈の裾野に110Km以上にもわたりワイン街道を擁するアルザス地方。ドイツとスイスとの国境に近いという土地柄、さまざまな文化が融合し、食文化においても独自の発展を遂げた街として知られています。造られるワインの90％以上は白ワインです。リースリング、ピノ・グリ、ピノ・ブラン、ゲヴュルツトラミネールなどが栽培されており、自然派の生産者が多く、天然酵母を使用し、発酵・熟成にはステンレスタンクや長年使用された大樽を用いるなど、豊かな酸とフレッシュな果実味を活かしたワインが特徴です。