シャサーニュ・モンラッシェ プルミエ・クリュ アベイ・ド・モルジョ

ブルゴーニュ、コート・ド・ボーヌの南部に位置する、
近年人気急上昇のアペラシオン、サントーバン。
サントーバンはピュリニー・モンラッシェとシャサーニュ・モンラッシェの影に、
文字通り隠された小さな村。
そのサントーバンで最も偉大なドメーヌのひとつがマルク・コラン。
こちらのピエール・イヴ・コランは、マルク・コランの長男で醸造担当者であった
ピエール・イヴと妻のカロリーヌ・モレが共に設立したドメーヌ。

初ヴィンテージは2001年ですが、デビュー当初から欧米のワイン関係者が絶賛している
大注目のワイナリー。
2010年のバタール・モンラッシェはワインアドヴォケート誌（パーカーポイント）
98点というドメーヌ史上最高評価を獲得しています。

ピエール・イヴ・コランの模範とする造り手は、ブルゴーニュきっての名手
ルフレーヴ、コシュ・デュリ、ルロワなど。
近年その実力と評価は彼らと肩を並べるほどの勢いというから驚きです。

栽培ではマルク・コランの精神を引き継ぎ、
リュット・レゾネ（減農薬栽培）を用いてブドウ本来の旨味を生かしています。
さらに清澄や濾過は一切行っておりません。

シャサーニュ・モンラッシェの一級畑「アベイ・ド・モルジョ」は、
モンラッシェの南に位置する、シャサーニュ屈指の区画で、
畑はシトー派の大修道院（abbaye）の周りを囲むように存在しています。
鉄分を含んだ赤い土壌から、リッチで骨格のしっかりとしたシャルドネが造られています。