ソーヴィニヨン・ブラン

ドッグ・ポイントは、かの有名なクラウディー・ベイのブドウを造り、
ブドウ栽培のチーフワインメーカーでもあった
アイヴァン・サザーランド夫妻とジェームス・ハーリー夫妻により運営されるワイナリー。

サザーランド氏は妻と共に70年代から80年代に畑を開墾し、
ブドウをクラウディ・ベイに供給し、自身も栽培技術者として働いていました。
クラウディ・ベイで働く傍ら、品質の高い自社畑のブドウからワインを造ることが夢だった
サザーランド氏は、同じくクラウディ・ベイの醸造家であった
ジェームス・ハーリー氏と共にワイン造りを開始。
2002年に初ヴィンテージをリリースし、2004年、2人はクラウディ・ベイを去り、
自社のワイン造りに専念することになります。
その後、クラウディ・ベイが所有していたマールボロ最高峰の畑は、賃貸契約を終え
ドッグ・ポイントへ返却。年々自社畑を広げるドッグ・ポイントは
品質の高いマールボロ地区特有のワインを生み出しています。

ワイナリーの畑が位置するのは、マールボロ地区ワイラウ・ヴァレーの南端、
オマカとブランコットの間にあるフェアホール地区。
緩やかな北向き斜面の畑は、斜面がクレイローム、平地部分がシルトロームで、
それぞれピノ・ノワールとソーヴィニヨン・ブランの栽培に適しています。
植樹率は1ha当たり3700本とこの地の平均の約2倍。40年近い樹齢や、マールボロで
最も古い土壌など、恵まれた栽培条件と丁寧な畑作業のもとワインは造られています。

また冬には、草を低く保たせ、畑を肥やすために約2000匹の羊の群れを畑に放牧。
その他、剪定された枝や葉、草を堆積肥料として用い、土壌組織の改善に役立てるなどの成果が認められ、
2016年には255haもの区画がニュージーランドのオーガニック認証BioGroを獲得。
オーガニック農法と持続可能なサステイナブル農法を実践し、
ワインの品質を向上させると共に、環境にも配慮したワイン造りを行っています。

造られるワインはソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワール、シャルドネの3種類。
どのワインも穏やかで滋味深く、複雑な奥行きのある味わいが魅力です。

こちらのソーヴィニヨンブランは、自社畑のブドウを用いた、
爽やかなフレーバーと新鮮なアロマが魅力のマールボロ地区特有のソーヴィニヨン･ブラン。
グレープフルーツの苦味と適度な果実味が、すっきりとした甘みと酸のバランスを保ち、
満足感を与えるクラシカルなスタイル。
ムール貝、牡蠣、白身肉、柔らかいチーズなど、様々な料理に合うフードフレンドリーな1本です。

※ 画像はイメージの為、実際の商品と若干異なる場合がございます。