ヒルコット・メルロ

グラント･バージはこの土地で1855年からワインを造り続ける老舗のワイナリー。
バロッサ ・ヴァレーの中心、
ジェイコブス・クリークの岸に位置する由緒ある町、セラー・ドアにあります。
オーストラリアでもトップクラスの生産者として知られ、
多くが大手資本傘下となっているオーストラリアでは珍しく、
伝統的な家族経営を誇りにしています。

グラント・バージのワイン造りの哲学は「最良のものを造ること。」
各ブドウ品種ごとに適した土壌を選び、
最適な条件の下で収穫量を少量にコントロール。
その結果、最良のブドウとなり、それゆえ最上級のワインが誕生します。
「最良のテロワール、最良の気候、最良の醸造技術を組み合わせることにより、
自然に最良のワインが生まれる」と考えています。

グラント・バージは、世界有数の高級テーブルワインの産地
として知られるバロッサ・ヴァレーとイーデン・ヴァレーに畑を所有し、
経験豊かな醸造用ブドウの栽培専門家チームと
献身的で誠実な栽培農家が共同で運営することで、
ブドウの品質は常に最高レベルに維持されます。

バロッサのメルロのパイオニアであったグラント・バージは
1982年にこのハリコット・ヴィンヤードに数種類の赤ワインの
ブドウ品種を初めて植えました。今でこそ、沢山ありますが
彼が100％メルロのワインを造り始めた頃、オーストラリアには、
その他にそのようなワインは2種類ほどしかなかったとか！
ヒルコット・メルロは、当時植えた20年以上の
樹齢のブドウを使用している貴重なキュヴェです。