ジャン・ピエール・ムエックス社が手掛け、
「ペトリュスを飲む人のデイリーワイン」と言われるお値打ちシャトー。
テロワールの滋味を表現した深く響く味わい。
「ペトリュスを飲む人のデイリーワイン」、という売り文句が有名なシャトー・プランス。
その言葉通り、ペトリュスやラ・フルール・ペトリュスなど、
右岸の有名シャトーを所有する、ジャン・ピエール・ムエックス社が手掛けています。
ロバート・パーカー氏は、
「プランスは、がっしりとしたポムロールであり、なかなかリッチで、
ずっしりとしており、スパイシーで深みがある。
めったに複雑なものとはならないが、常に満足できる」(『ボルドー第4版』)
と、安定した品質を評価しています。
テロワールの滋味をそのまま吸い上げた深くジーンと響く味わいのワインは、
5年程経つと繊細に抽出された果実味とタンニン、
柔らかい酸が溶け合って、芳醇でシルキーな味わいになります。
ポムロルらしいふくよかな果実味と、
ムエックス流のエレガンスを堪能できる1本です。
1998年ヴィンテージはフランス・ボルドー地方は豊作。
地区によりバラつきはあるものの、相対的には成功した年です。
8月の熱波がブドウを完熟させ、味わいに力強さを与えました
プラムやリコリスなどの赤系果実に、
土やコーヒー、ドライハーブのニュアンスも感じられます。
木苺やチェリーの円熟した果実味と、シルキーなタンニンが口の中に広がり、
余韻にキャラメルなどの複雑味を感じるエレガントな味わい。
お手頃価格でポムロルらしさを十分に愉しめる逸品です。
評価:ワインスペクテーター誌にて92点を獲得
※
オールド・ヴィンテージ商品のため、経年によりボトルやラベルに汚れやキズなどがある
場合がございます。予めご了承ください。
※ 数量限定の販売につき売り切れの際はご容赦ください。
※ワインショップ・エノテカ各店ではお受付しておりません。
コルクにカビが生えているワインは保管の良い証
ワインの理想的な保管条件は温度が15℃前後、湿度が75%前後です。この条件はカビが発生しやすい状態で、ワインセラーで長期間保管していると、キャップシールの中、コルクの上部にカビがつくことが多くあります。もしコルクにカビがついていた場合はしっかり拭き取っていただければ問題はありませんのでご安心下さい。
ラベルの汚れはオールド・ヴィンテージならば避けられないもの
長く保管されればされるほど、外見は完全な状態ではなくなります。長期間理想的な状態で保管されていたワインの多くは、高い湿度によってラベルにシワやシミができます。
シャトーによっては、蔵出し直前にラベルを張り付ける場合があり、オールド・ヴィンテージのワインでも綺麗なラベルのワインもあります。シワ・シミがあるからといって、保管状態をご心配される必要はありません。
液面が下がっているのは、熟成の結果です
オールド・ヴィンテージのワインには、しばしば漏れた形跡が無いにも関わらず、ワインの量が目減する不思議な現象が起きます。これはコルクの絶妙な弾力性が関係しています。コルク栓で閉めたワインボトルは完全密閉ではなく、ワインは空気と触れ合っていることで、少しずつ科学変化が起き、ゆっくりと熟成していきます。
このような熟成中の変化を指して、ワインは呼吸していると表現されています。
飲む前は最低一週間はボトルを立てておきましょう
ワインは熟成の過程で、長い時間をかけて不溶性の沈殿物が発生します。これが澱(オリ)と呼ばれるものです。澱は元々ワインに溶け込んでいた自然の成分が固形化したものなのでお飲みいただいても問題はありません。しかし口当たりが悪く、強い渋味を感じるため、できるだけ飲みたくないものです。
そうは言っても配送や持ち運びによってボトルが振動すると、澱が舞ってボトル全体に浮遊しまいます。そこでオールド・ヴィンテージのワインを飲む前は、ボトルを立てて澱を瓶底にためるようにしましょう。
目安としては、一週間ほど立てて保管することをおすすめします。
コルクはゆっくり丁寧に抜きます
熟成を重ねると、コルクが柔らかく脆くなります。そのため若いワインのように勢いよく抜くのではなく、ゆっくりと丁寧に引き上げるように抜栓します。もしコルクが折れてボトルの中に落ちてしまったら、デキャンタに移して飲む方法がベストです。
ゆっくり丁寧にグラスに注ぎます
オールド・ヴィンテージのワインを飲む時は、勢いよく注がずに澱が舞いあがらないようにゆっくりと注ぎます。
そうすることで、最後までボトルの底に澱をためておくことができます。ためておいた澱は勿体ないですが、飲まずに捨ててしまいましょう。目安として瓶底1cm残しておくと良いとされています。
一本丸ごと味わいましょう
ボトルを立てておいたオールド・ヴィンテージのワインは、同じ1本でも上部と下部では味わいが異なります。
ボトルの下部ほど濃度が濃くなります。一本のワインで違った味わいを楽しみたい場合にはボトルから直接グラスに注ぎ、味を均一化するにはデキャンタに移すことをおすすめします。