ボンジュール！

皆さまこんにちは！富山大和店の上村です！

前回のペアリングブログに皆さまから想像以上のリアクションをいただくことができ、とても嬉しい上村です、、！

ありがとうございます！(まだの方は過去のブログから是非、ご覧ください。)

そして、今回は前回に引き続きペアリング第2弾です！

今回私がセレクトしたワインは、、、フランス・ローヌのワイン！

中でも、当店にご来店いただいたお客様なら一度は目にしたことがあるであろう。

あのフンコロガシのエチケットが特徴のドメーヌ・デ・エスカラヴェイユから、「ラストー・ルージュ」です！

2021　ラストー・ルージュ

　　　　／ドメーヌ・デ・エスカラヴェイユ(フランス　ローヌ)　3,080円(税込)

こちらは当店でも人気の1本であり、ボディはミディアムボディ＋。品種はグルナッシュとシラーを使用しております。

また、オーク樽ではなく、全てコンクリートタンクにて熟成をしているため、ピュアな果実味とスパイスの味わいを感じることができる1本。

私が飲んだ感想としては、とにかくピュアな果実味が魅力の1本だと感じました！例えば、プラムやブラックベリー、あとはサクランボのようなニュアンスです。決して果実をコトコト煮詰めたジャムのような果実味ではなく、フレッシュ。さらに、強い酸味やタンニンもあまり感じなかったため、これから赤ワインに挑戦したい！和食と赤ワインを合わせてみたい！というお客様にもオススメの1本です！

、、、では、さっそく今回ペアリングする食事をご紹介します！

前回は魚介だったので、今回はお肉！

そう、焼き鳥です！

その気になるラインナップは、、、

①もも、②つくね、③ぼんじり、④レバー、⑤かわ

の5種類を全て「タレ」で用意しました！

それぞれの気になる結果は、、、

①もも(★★★★★)

　程よく乗った脂、そしてぷりぷりとした食感と甘辛いタレが、ラストー・ルージュと良く合いました！ワインでサッパリするというより、ももとワインが一体化するというような相乗効果が発揮されたように感じました！文句なしに相性抜群です！

②つくね(★★★☆☆⇒★★★★☆）

　今回は軟骨入りのつくねをチョイス。つくねのフワフワとした食感が若干ワインに負けてしまっているのでは、、と感じました。そのため、つくねに合わせるのであればもう少しだけボディが軽めな赤、もしくはこっくりした白がオススメです、、！が、フワフワなつくねの部分がほとんど終わり、後半口の中に残りかけていた軟骨と少しのつくね。その状態だと、とても良く合いました！

③ぼんじり(★★★☆☆)

　私の大本命、ぼんじり！！！だったのですが、とても甘い脂がたっぷりと乗ったぼんじりは、ワインの酸味を増加させてしまいました。。。なので、ぼんじりにはもう少し、ボディが重めかつ木樽を使用したような、ワイン。例えばラストー・ルージュ ラ・ポンスなどがオススメです！

④レバー(★★★★☆)

　独特な香りで好みが分かれがちなレバー。ワインと合わせると、レバーの香りが強く出てきてしまうのでは？と心配したのですが、その心配は無用だったようです。レバー単体で食べるより、独特の香りが抑えられ、とても美味しくペアリングができました！

⑤かわ(★★★★☆)

　ぼんじりの感想をご覧いただいたら大体予想がついてしまうと思うのですが、ぼんじりと同様、甘味のある脂がたっぷりとあったため、今回のワインとの相性はとても良い！とは言えませんでした。しかしながら、かわの脂っこさを、ワインでスッキリさせることができ、酸味はありつつもかわを食べる手が止まらなかったため、ワインの酸味が苦手ではない方にはオススメできるペアリングでした！

ランキング付けすると、

1位は、もも

2位は、かわ

3位は、レバー

となりました！

私の中で、こちらのワインに合う焼き鳥の特徴は、タレであること、そして甘みのある脂を含み過ぎない部位であるということなのではないか、、！？という結論に至りました。

なぜタレの方が合うと思うのか？？と疑問を抱く方もいらっしゃると思うのですが、とにかく食べることが大好きな上村。

写真には写していないのですが、抜かりなく焼き鳥の塩も用意していたのです。。。

その用意していた部位は、ももとささみです！

合わせてみた結果、ももとささみ、両方とも酸味と渋みがタレの場合とは比べ物にならない程、強くなってしまったように感じました。

そのため、赤ワインと焼き鳥を合わせる場合、私はタレをオススメします！！

では、これからは皆さまが気になるであろう、焼き鳥にも合う万能なワインを造る生産者について、詳しくご紹介させていただきます！

こちらの生産者は、ワイン評論家のロバート・パーカー氏に「将来有望な注目ドメーヌのひとつ」と絶賛された、南フランスを代表する自然派ワインの名手です。それに加えて、ブドウの栽培において、農薬や除草剤は使用していません！

ちなみに、皆さまが気になっているであろうフンコロガシのエチケットの由来ですが、およそ400年前、この地域では修道院によってワイン造りが行われていました。その黒装束を身にまとった修道院たちが高い丘の上で農作業をしている様子が、遠くから見るとスカラベ=昆虫の一群のように見えたことから、この一度見たら忘れないエチケットとワイナリー名の由来なのです。

ワインはエチケットにもきちんと大切な意味が込められているため、ボトルを眺めて色々と想像するのも楽しいですよね。。。

そして、実はこのフンコロガシのエチケットシリーズ、他にも種類があるのです。

1本目は、「ラストー・ルージュ・ラ・ポンス」です！

2020　ラストー・ルージュ・ラ・ポンス

　　　　／ドメーヌ・デ・エスカラヴェイユ(フランス　ローヌ)　3,740円(税込)

こちらは今回ペアリングしたワイン(ラストー・ルージュ)と同様、グルナッシュとシラーが8:2と同じ割合で醸造されています。では、先ほどのワインと異なる点はどこでしょうか、、？

それは、樹齢が60年以上のグルナッシュと樹齢40年以上のシラーをブレンドしているところ、且つ先ほどは全てコンクリートタンク熟成だったのに対し、こちらはシラーをオーク樽、グルナッシュはコンクリートタンクで熟成しているという点です！

そのため、味わいはピュアな果実味！というより、黒系果実をギュッと凝縮したような果実味、そしてレザーなどのニュアンスが感じ取れる、柔らかく角が無いのに重厚感のある味わいをお楽しみいただけます！(長期熟成にも向いています。)

★私のオススメのペアリングは、お肉の赤ワイン煮込みなのですが、、、その煮込む赤ワインにはこちらの赤ワインをお使いください！！！そうすることによって、ペアリングの一体感が生まれ、思わず目を閉じてしまうような、時間がゆったりと流れるようなそんな感覚をお楽しみいただけます。。(そのため、ワインは同時に2本ご購入いただくのがオススメです^_^ )

そして2本目はローヌでは珍しい、白ワイン「コート・デュ・ローヌ・ブラン ラ・ポンス」です！

2022　コート・デュ・ローヌ・ブラン ラ・ポンス

　　　　／ドメーヌ・デ・エスカラヴェイユ(フランス　ローヌ)　3,520円(税込)

こちらはルーサンヌ、マルサンヌ、グルナッシュ・ブラン、クレレットの4種類のブドウがブレンドされています。

味わいは、スッキリフレッシュ！というよりも、ボリューム感のある1本に仕上がっており、柑橘系はもちろん、パイナップルや白い花のようなふっくらとした味わいが楽しめます。ということはこってりワイン、、？と思われるかもしれませんが、綺麗な酸も感じ取れるのです！

さらに豊かな果実味とミネラル感、スパイスの風味が溶け込み、ついつい「美味しい、、、」と、呟いてしまう味わいとなっております。

★私のオススメのペアリングは、ボイルしたイカとブロッコリーにタプナード(オリーブのソース)をかけたものです！イカのボリューム感とワインのふっくらとした味わい、そして綺麗な酸味とタプナードが良く合います！イカ以外にも、この白ワインは火を通した魚介類と相性抜群です！

上記のワイン以外にも、富山大和店ではローヌ地方で造られた美味しいワインをご用意しております！

是非、皆さまもアメリカの次はフランス・ローヌのワインを私と一緒に楽しみませんか？

では、ワインラヴァーである皆さまのご来店を富山大和店にて心よりお待ちしております！