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ワインショップ・エノテカ佐野プレミアム・アウトレット店
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このショップのスタッフレビュー
寺内喬紀
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
佐野店の寺内でございます。
カレンダーを見れば早くも9月。まだまだ暑い日が続きますが、秋の入り口に差し掛かりました。
秋と言えば、読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋、音楽の秋……というように、夏の時期に抑圧されていた色々なことをやりたくなってくる季節ですね。夏の時期に買い溜めたまま着々と建築が進んでいる本の塔を、私もこれから解体しようと思っています。
さて、ということで今回は、そんな「〇〇の秋」に合わせて飲みたいエノテカのワインをピックアップしてご紹介いたします。秋ならではの挑戦や発見のお供に、是非楽しんでみてください。
★ 2022年 モンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニヨン / モンテス
● チリ セントラル・ヴァレー
通常価格(税込):3,300円
昨今は小松菜にモーツァルトを、和牛に演歌を聴かせるなどして品質を上げる「音響農法」なるものをしばしば聞くようになりました。私も昔、窓際で育てていたミニトマトに好きなロックバンドのバラードを聴かせていたら、他のトマトよりも若干甘酸っぱくなったのを覚えています。
エノテカで人気のモンテスですが、実はセラーの中でグレゴリオ聖歌を流しているのだそう。豊潤で厚みを感じるスタイルのモンテス。その味わいの秘訣には、聖歌のしなやかな曲調が関わっているのかもしれません。
★2021年 ジンガリ / ペトラ
●イタリア トスカーナ
通常価格(税込):2,640円
芸術的なワインのエチケットと言えば、毎年画風が変わるシャトー・ムートン・ロスチャイルドがありますが、こちらのデザインも妙にインスピレーションを掻き立てられますよね。「太陽」や「焼きリンゴ」など、見え方は本当に人それぞれ。私には「バターが乗った焼きたてのホットケーキ」のように見えます。
明るく躍動的な果実感に、ボルドースタイルに通ずる滑らかな舌触りが印象に残るジンガリ。ワインの方から食卓に馴染んでくれるような手軽さに加えて軽く冷やしても美味しくいただけるので、残暑が厳しい今の時期にオススメしたいワインです。
★2024年 アルバクララ・ソーヴィニヨン・ブラン / アラス・デ・ピルケ
●チリ セントラル・ヴァレー
通常価格(税込):2,750円
スポーツとして競馬を観ると、あの一瞬でとても凄いことをしているなと心打たれます。上下前後に揺れながら車と同じ速度で駆ける馬体の上で、時に雨に打たれ、砂を被りながら、狭い馬群を突破する。騎手の並外れた体感と忍耐力、そして馬との種族の枠を超えた連動関係なくして成立しないハードスポーツと言えましょう。
こちらは競走馬の飼育とワイン生産の二足のわらじを履くワイナリーが、自社畑のソーヴィニヨン・ブランで造る1本。南国系果実や青りんごを思わせるライトな果実感に、刈りたての芝のような爽快な余韻が残ります。ターフの上にいるような臨場感を味わいながらスポーツを観戦したい、そんなひと時に必携な白ワインです。
★2020年 オーデイス・ブリュット / エンリコ・セラフィーノ
●イタリア ピエモンテ
通常価格(税込):5,830円
ピエモンテの瓶内二次発酵スパークリングで2011年にDOCG認定されたアルタ・ランガ。こちらは呼称認定されるより前の’94年から現在のアルタ・ランガに繋がる製法で仕立て上げている、繊細な泡と柑橘系の香り高さが広がる1本です。
名前に冠された「オーデイス」は、トロイの木馬の建造者であり、古代ギリシアの叙事詩「オデュッセイア」の主人公でもある知将オデュッセウスが由来。秋の夜風を浴びながら壮大な冒険譚に浸る読書時間、その幕間に余韻を残すお供として、ピエモンテのスパークリングを楽しむというのも粋ですね。
いかがでしたでしょうか。今回は「〇〇の秋」に合わせて楽しみたいエノテカのワインをご紹介いたしました。
天高く馬も肥ゆる「食欲の秋」とも言いますが、敢えて今回は触れずに。食欲の秋に併せたいワインを選ぶとなると、候補が多すぎてそれだけでひとつのブログが書けそうなので。食欲の秋に併せたいワインは、是非とも皆様で選んでいただければと思います。
秋は一層ワインが美味しくなる季節。実りの秋こそ楽しめるワインを探しに、是非とも佐野店にお立ち寄りいただければ幸いです。
9月もどうぞ、佐野店をよろしくお願いいたします。
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