店舗情報
ワインショップ・エノテカ博多店
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柳田 順子
皆さまこんにちは。
10月に入り過ごしやすくなりましたね。朝晩はひんやりする日も増え、我が家の愛犬も毛布にくるまって寝るようになりました。
先日デパ地下へ行きましたが、秋の味覚であふれており目移りしてしまいました。この時期だからこそ味わえる食べ物も多いので、皆さまも是非ワインと楽しんでくださいね。
今回ご紹介するのはブルネッロ・ディ・モンタルチーノです。
ワインショップ・エノテカ博多店でも数多くのブルネッロ・ディ・モンタルチーノを取り揃えていますが、今回入荷したのはカステッロ・トリチェルキというモンタルチーノ北部の生産者。
1441年に建てられた歴史あるトリチェルキ城の周辺に畑が広がっており、その広さは13ha。みずほPay Payドームの約2個分ほどになります。
標高は290m、石灰質や粘土質、砂利を含む豊かで均質な地質。またほぼ北向きの斜面で、日照時間が長いためブドウが均一に成熟することが出来ます。またモンタルチーノの北に位置し、南からの海風の影響を受けにくいことから、非常に冷涼なテロワールということで美しさとフレッシュ感を楽しめるスタイルです。
1995年にブドウの植樹を開始し、本格的にワイン造りを始めたのは2013年からと比較的最近ではありますが、この地で長い歴史を持つ一族が手掛けているのが特徴でもあります。
ブドウはサンジョヴェーゼ・グロッソのみを栽培。
2015年よりオーガニックの原則に従って栽培、2024年には認証を取得しました。ビオディナミの特徴でもある月や天体の動きに合わせた考えですが、トリチェルキでも様々な工程で月の満ち欠けを参照にしているそうです。
またブドウは全て手摘みで収穫。
ワインによってサイズの異なるスラヴォニアンオーク樽を使い分けしています。
今回ワインショップ・エノテカ博多店に入荷したのは3銘柄。
先ずはフレッシュさを楽しめるロッソ・ディ・モンタルチーノ。
こちらは少し低めの標高250mに位置するヴィーニャ・デル・ラーゴとヴィーニャ・デル・ピアーノの区画の樹齢30年のブドウを使用しています。また2023年は難しいヴィンテージでしたので、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノに使用される区画のブドウも使用しているとか。
続いてこちらのブルネッロ・ディ・モンタルチーノは標高290mのヴィーニャ・デル・ヴェロ、ヴィーニャ・デル・カステッロ、ヴィーニャ・ディ・チプレッシのブドウを使用しています。
ほぼ北向きの斜面であるため日照時間が長く、均一な成熟を可能にするそうです。
最後にご紹介するのはブルネッロ・ディ・モンタルチーノ A.D.1441。
こちらは優良年のみ生産されるトップ・キュヴェです。
A.D.1441はワイナリーのシンボルであるトリチェルキ城が建設された年を示しているそうです。
使用しているのはヴィーニャ・デル・カステッロとヴィーニャ・デル・ヴェロの2区画のブドウ。
この2つの区画のブドウは通常ブルネッロ・ディ・モンタルチーノに使用されていますが、A.D.1441ではこの区画の中の優良区画のみを厳選しています。通常のブルネッロに比べ、マセラシオン(醸し)と熟成の時間を長くしていることでピュアな果実感とハッキリとした輪郭を感じられます。
トリチェルキのワインはブドウ栽培や醸造においても低介入を掲げ、ピュアなサンジョヴェーゼの表現を目指したワイン造りが行われています。
こうして造られたワインは抽出が優しく、タンニンは穏やかです。酸がしっかり感じられますが、非常にエレガントで柔らかみも感じられるので、ピノ・ノワール好きの方にも楽しんでいただけます。
是非この機会にトリチェルキの魅力に触れてみませんか。
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
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