店舗情報
ワインショップ・エノテカ 船橋東武店
※マイショップにご登録いただくと、アプリ、メールでショップからのお知らせを受け取れます。
過去のブログ
文:川島、写真:内山
こんにちは、積み本が増え続けている船橋東武店の川島です!
さて、今回ご紹介する週末スペシャルテイスティングは、ミレニアムヴィンテージワインです。
シャトー・トロタノワは、ポムロル地区最高峰の赤ワインを産出する、ペトリュスを手掛けていたムエックス社が所有するシャトー。
驚くことに、ペトリュスとほぼ同様の工程で造られた熟成ボルドーワインをお楽しみください。
□開催日 2023年9月23日(祝土)~24日(日)
□参加費 1杯 50ml 7,590円(税込)
□定員 12名
□Tasting Item
2000 シャトー・トロタノワ
/ フランス ボルドー ポムロル
[ 赤 フルボディ / メルロ / ボトル販売価格82,500円(税込) ]
■ムエックス社が手掛ける「ポムロールの深遠なるメルロ」
18世紀末頃から、ポムロールのプルミエ・クリュと謳われるようになったシャトー・トロタノワ。1953年より、ボルドー右岸を代表するシャトーを手掛けたジャン・ピエール・ムエックス社がワイン造りを行っています。
7ヘクタールほどの西向きの畑は、“crasse de fer(クラス・ド・フェール)”と呼ばれる、鉄分を多く含む粘土質土壌と砂利質土壌の混合土壌。これらは雨上がりにはコンクリートのようにとても固くなることから、「トロタノワ=煩わしい」という名前の由来になっています。またその鉄分はブドウの樹に力強さ、深み、複雑さをもたらし、古樹由来の凝縮感も相まって、長期熟成に向く素晴らしいワインが生み出されています。
この味わいは専門家からも高く評価されており、2016年、2018年ヴィンテージがロバート・パーカーにて99点を記録したほか、ジェームス・サックリングのTOP 100 WINES OF FRANCE 2021では2018年ヴィンテージが2位を獲得するなど、確固たる名声を築いています。
■ペトリュスを彷彿させる、フィネス溢れる逸品
こちらのワインは、ブドウを手摘みで収穫した後、温度管理されたコンクリートタンクとステンレスタンクで発酵を行い、新樽比率50%のフレンチオークで約16~18ヵ月間熟成。なんと、ペトリュスとほぼ同様の工程で造られています。
ペトリュスとトロタノワで異なる点は、メルロ比率と新樽率。ペトリュスがメルロの比率が約95%に対し、トロタノワが100%。ペトリュスが新樽比率50~100%なのに対し、トロタノワは約50%です。
ブドウの平均樹齢は35年と比較的高く、収量は39hl/ha。メドックの第一級格付けシャトー以上に厳しい制限を設けています。
造られるワインは、熟した果実味と滑らかでありながら存在感の強いタンニンが感じられるリッチなスタイルです。フィネス溢れる逸品をこの機会に是非ご堪能ください。
■ミレニアムヴィンテージ
2010年のボルドーは、前年に引き続き傑出した年になりました。乾燥し暑すぎることない天候のおかげで過熟することなくゆっくりと、そして完璧にブドウは熟しました。 そのため、タニックでありながら上質でしなやか、美しい酸を持つ、 エレガントでクラシカルなスタイルのワインが生まれました。
また、記念すべき節目の年ということで、一部では「ご祝儀相場」と言われ、販売価格が高騰しているヴィンテージでもあります。
船橋東武店 9月イベント一覧
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
妊娠中及び授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
ほどよく、楽しく、良いお酒。のんだあとはリサイクル。