クリューゼル・ロッシュ CLUSEL ROCH
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フランス ローヌ 北ローヌ
全幅の信頼を寄せられる、コート・ロティ最北部のワイナリー
クリューゼル・ロッシュは北ローヌのコート・ロティ最北端に位置するヴェレネ村のワイナリー。クリューゼル家は元々ブドウ以外にも野菜や果樹を販売して生計を立てていたため、しばらくの間ワイン醸造に専念することはありませんでしたが、転機となったのは1960年代のこと。世界大戦によって多くのブドウ園が放棄されていた中、ワイナリーでは1935年に初代バティスト氏が植樹したシラー(今日におけるグラン・プラス)などが栽培されていました。この事態を受け1969年からワイン造りを再開し、2代目ルネ氏が手掛けるワインは次第にコート・ロティの愛好家から注目を集めました。 1980年には学業を終えた息子のジルベール氏が就農し、荒廃したブドウ畑を次々に開墾します。この地の可能性に将来に賭け、ドメーヌでも最も古い樹々を植栽していったことで、ジルベール氏がルネ氏から畑を引き継ぐ頃にはブドウ畑は3.5haほどに。この際ほかの野菜や果樹の生産は取りやめ、ブドウ栽培と醸造に専念することを決意しました。2009年から現在に至るまで、彼の意志を引き継いだ4代目ギヨーム氏が当主を務めています。 クリューゼル家では早くから有機農業の利点を信じ、ビオディナミへの転換は1984年から実施。1990年には完全に転換しており、まさにこの地における先駆者とも言えます。また不作の年を乗り越えた経験から、他のアペラシオンや生産者にも門戸を開くためのワイン販売業者の組織を創設しました。 そんな彼らのワインは非常に軽く抽出されたスタイルであることが特徴。ブルゴーニュのリヨン周辺に広がるミレリー村とグリニー村の畑を借り、近年造り始めたA.C.コトー・デュ・リヨネも注目を集めます。フランスのワインガイド誌『ラ・レヴュー・ド・ヴァン・ド・フランス』では2021年版にて2つ星を獲得するなど、この地で全幅の信頼を寄せられる存在です。
商品一覧
1 件
コート・デュ・ローヌ・レ・ヴェルジェ【セレクション・タイユヴァン】
赤
リッチ&グラマー
飲み頃のタイミングでリリースされるこだわりのセレクション。コート・ロティ最北部の人気ワイナリーが本格的に仕込んだ、穏やかで滋味深い味わい。 詳細を見る
本数限定2020年
10,450 円
(税込)