ラングドックを代表する2つ星生産者

ワイナリーは、南フランスのラングドック地方に位置しています。1992年、クリストフ・ペイリュス氏がパートナーであるフランソワーズ・ジュリアン氏とともにワイナリーを創設。ワイナリー名は、フランソワーズ氏の祖母マリ氏が所有していた8haの畑を受け継いだことに由来しています。 設立してわずか15年ほどで、フランスの著名なワイン雑誌『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス』で２つ星を獲得。ワイナリーの名前はフランス国内に広まっていき、この地を代表する生産者に成長していきました。 クロ・マリでは、2000年からはビオディナミ農法を採用。ビオディナミ農法に移行する前から、肥料は極少量の100％有機で、除草も化学薬品は一切使用していませんでした。また、優れたブドウを育てるために高密植と低収量を徹底。フランスの平均が6,000本/haに対し、クロ・マリでは1.3倍の8,000本/ha。その上、DRC並みの平均30hl/haという低収量に抑えています。 栽培に徹底して労力をかける一方、醸造は至ってシンプル。「本当に優れたブドウを得ることができれば、太古の昔の醸造のように、ワイン造りには特殊な技術も、特殊な薬品も必要としない」とペイリュス氏は語り、シンプルな醸造が行われています。