レ・ポタッツィーネ LE POTAZZINE
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イタリア トスカーナ モンタルチーノエリア
フィネスの追求が生み出す、「圧倒的に美しい」ブルネッロ
レ・ポタッツィーネは母と2人の娘による家族経営で、「サンジョヴェーゼの神様」故ジュリオ・ガンベッリ氏の思想を受け継ぐ、モンタルチーノの小規模ワイナリーです。オーガニック栽培や野生酵母を使用した長期にわたる自然発酵など、可能な限り自然な方法によるワイン造りを実践。「ハーモニー、フィネス、クリーンさ」を追究して生み出されるワインは、標高の高い畑に由来するエレガンスを纏っており、ヴィノスにて「グラスを傾けた瞬間からうっとりとさせられる」「気絶するほど美しい」と絶賛されるなど、各評価誌で高い評価を獲得しています。
「サンジョヴェーゼの神様」の思想を受け継ぐ小規模ワイナリー
レ・ポタッツィーネはオーナーのジリオーラ・ジャンネッティ氏と2人の娘、 ヴィオラ氏とソフィア氏の3人の家族経営による、トスカーナ州・モンタルチーノの小規模ワイナリー。 「ポタッツィーネ」とはイタリア語で「シジュウカラ」を指し、よく子供に対する愛称として現地で使われている言葉で、ジリオーラ氏の母が孫であるヴィオラ氏とソフィア氏のことをポタッツィーネと呼んでいたことに由来を持ちます。
ワイナリーはヴィオラ氏が生まれた1993年に3haの畑とともに創業され、ソフィア氏が生まれた1996年に2haの畑が拡張されるなど、2人の娘とともに成長しており、それを象徴するかのように愛らしい2羽の鳥がラベルに描かれています。
レ・ポタッツィーネのブドウ栽培やワイン造りにおいて重要な役割を果たしたのは、「サンジョヴェーゼの神様」と称される伝説的人物、故ジュリオ・ガンベッリ氏。彼はサンジョヴェーゼの個性を最大限に引き出す手腕に定評があり、カーゼ・バッセやポッジョ・ディ・ソットなどのコンサルタントを務め、イル・マッロネートなどのワイナリーでもワイン造りのアドバイスを行っていた人物です。
レ・ポタッツィーネもジュリオ・ガンベッリ氏の思想を受け継ぎ、オーガニックやビオディナミの取り組み、可能な限り自然な方法によるワイン造り、そして「ワインは単純に飲み心地が良くなければならない」ということを学び実践。2017年ヴィンテージからはジュリオ氏に師事し現在世界的人気を誇るモンテヴェルティーネでコンサルタントを務めるパオロ・サルヴィ氏を醸造家として招聘。彼のディレクションの下、さらに高い品質を追及しています。
異なる個性を持つ畑から生まれる「美しいブドウ」
ワイナリーは現在計5.5haの畑を3カ所に所有しています。1つ目がワイナリーに近いモンタルチーノ西部に位置するレ・プラータ。標高507mの斜面に広がる畑で当時は注目されていませんでしたが、近年の温暖化により現在は高品質なサンジョヴェーゼを生み出す畑として認知されています。土壌は鉄分を多く含んだ岩が主体で水はけがよく、冷涼な気候由来のエレガンスとアロマを備えたワインに向くブドウが生み出されています。
2つ目はモンタルチーノ南部サンタンジェロ・イン・コッレ村の標高420mに位置するラ・トッレ。レ・プラータに比べると温暖なため、この畑のブドウからはストラクチャーのあるワインが造られます。また2018年にはさらにレ・プラータから1kmほど離れた標高580mに位置するレ・ドゥエ・ポルティーネの畑を0.5ha購入しており、今後半分がブルネッロ・ディ・モンタルチーノとして、残りの半分がロッソ・ディ・モンタルチーノとして使用される予定です。
栽培では「美しいブドウ」を作ることを大切にし、全て手作業、また創業当初からオーガニック栽培を実践。月の満ち欠けに合わせて剪定やボトリングを行うというビオディナミの手法も一部採用しています。1本のブドウ樹につき3~4房のみを残すという収量制限も行い、完璧に成熟したブドウを得るために、通常より1週間ほど収穫期を遅らせているのも特徴です。
標高や土壌が異なる畑のブドウを自由にブレンドできることがレ・ポタッツィーネの強みのひとつ。レ・プラータのブドウからはエレガンスとアロマを、サンタンジェロ・イン・コッレのブドウからはストラクチャーを引き出し、畑の個性を最大限引き出した「美しいブドウ」からバランスに優れたワインを生み出しているのです。
エレガンスをもたらす自然なワイン造り
醸造では傑出した個性を追求し、可能な限り自然な方法を取り入れています。野生酵母だけを使用し、温度管理をせずにヴィンテージによっては約2カ月間かけ、自然な発酵とマセラシオン(醸し)を実施。自然に任せることは様々なリスクがありますが、「オリジナルのDNAやパーソナリティーをワインに反映するのがレ・ポタッツィーネの哲学。それこそがエレガンスをもたらしてくれるのです。」とジリオーラ氏は語ります。
グラヴィティ・システムも導入しており、発酵後はブドウにストレスを与えないように、重力にて自然にワインを熟成庫に移動します。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの熟成には伝統的な30~50hlのスラヴォニアンオーク、とりわけ45年使用済の古樽を使用。これによりワインにはオークの風味がほぼ与えられないことに加え、卵型の形状により自然に澱が沈みフィルターが不要となります。
熟成期間についてブルネッロ・ディ・モンタルチーノは通常40カ月、ロッソ・ディ・モンタルチーノは12カ月と規定より長く、ロッソはブルネッロレベル、ブルネッロはリゼルヴァレベルに相当。また約50~60カ月の樽熟成を経てリリースされるリゼルヴァは、完璧なヴィンテージにしか生産されません。
高い品質のためには非常に繊細な自然をリスペクトすることも重要と考え、熟成中のテイスティングは1週間に1回、月の動きに合わせて実施。ボトリングも月の動きに合わせてタイミングを決められるように、ボトリングマシーンをワイナリー内に所有しており、ボトリング前のSO2添加は規定の約1/3と最小限に抑えています。
評価誌からも注目される、フィネス溢れるスタイル
このように造られるワインは非常に滑らかなタンニンを備え、純粋なフィネスを纏ったスタイル。「ハーモニー、フィネス、クリーンさ」がレ・ポタッツィーネのワインのキーワードと語るように、ブドウへのこだわりと自然なワイン造りにより、圧倒的な美しさと旨味を備えたエレガントなワインに仕上がります。
ワイン評価誌からの注目と称賛の声も多く、ヴィノスでは「ヴィンテージを重ねるごとに、モンタルチーノのトップ生産者のひとつであり続けている。」とコメント。イタリアのワインガイドであるガンベロ・ロッソが年1回発刊するヴィニ・ディ・イタリアでも、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの2010年、2008年、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァ2011年、2006年と計4回最高評価であるトレ・ビッキエリを獲得しています。
また2023年にデキャンタの“Brunello di Montalcino: The best wines to drink, cellar and invest in”において、彼らのブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2019年が"Brunello to cellar"のひとつに選出。今後ますますその注目度が高まる生産者の一人なのです。
商品一覧
4 件
ロッソ・ディ・モンタルチーノ
赤
エレガント&クラシック
「圧倒的に美しい」ブルネッロの造り手による、限りなくブルネッロに近い秀逸なロッソ。優雅さと力強さを兼備した、香り高くフィネス溢れるスタイル。 詳細を見る
本数限定2022年
8,800 円
(税込)
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
赤
エレガント&クラシック
「圧倒的に美しい」ブルネッロ。リゼルヴァ並の熟成期間を経てリリースされるフラッグシップ・キュヴェ。彼らの哲学が体現された、魅惑的な出来栄え。 詳細を見る
4.0
(1件)本数限定2019年
18,700 円
(税込)
V 98
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァ
赤
エレガント&クラシック
「圧倒的に美しい」ブルネッロ。極めて良いヴィンテージにしかリリースされない超希少キュヴェ。圧倒的な美しさと複雑さに魅了される傑作。 詳細を見る
本数限定2015年
47,300 円
(税込)
V 99