タイユヴァン伝説のオーナーがこよなく愛したシャブリ

1920年に設立し、三代にわたってワインを造り続けるシャブリの老舗ドメーヌ。当主のジャン・ピエール・グロッソ氏と両親が少しずつ拡張し、現在はプルミエ・クリュを含む18haの畑を所有しています。 ジャン・ピエール氏は1970年から父親の下でワイン造りを始め、1979年には彼の名でファースト・ヴィンテージをリリース。祖父と父親から栽培､収獲､醸造やワインの文化について多くを学び、ワイン造りへの情熱も引き継ぎ、1980年からは現ドメーヌ名のラベルで販売しています。そして2007年からは娘のエヴァ女史もドメーヌに参加しています。 農薬を極力使用せず有機肥料を用いた自然なブドウ栽培を実施。畑には樹齢5～45年程のブドウ樹が植えられ、シャブリで伝統的なダブル・ギュイヨ仕立ての他、比較的新しいブドウはシングル・ギュイヨ仕立てで剪定しています。これにより、植生の密度を減らすことで病気のリスクを軽減しています。収穫のほとんどは選果をしながらの手摘み。そして健全な果実は空気圧搾機で優しくプレスされ、ステンレスタンクで発酵・熟成されます。そうして造られるワインはテロワールの特徴が忠実に表現され、タイユヴァン伝説のオーナーと呼ばれる故・ジャン・クロード・ヴリナ氏がこよなく愛したシャブリの銘柄として、現在でもタイユヴァンで採用されています。