DVOは、カリフォルニアのカルトワインの一つに数えられる「マヤ」を手掛けるダラ・ヴァレとスーパータスカンを産み出すワイナリーの一角、オルネライアがタッグを組んで生まれたジョイントベンチャーです。計画が始動したのは2015年、ファーストリリースが2018年。満を持してリリースされた2018年ヴィンテージはワイン・アドヴォケイトでいきなり98+点の高評価を獲得し、その実力を見せつけることとなりました。

かねてから、長く友人関係にあったダラ・ヴァレのナオコ氏とマヤ氏、オルネライアの最高醸造責任者アクセル・ハインツ氏とワイナリーの親会社CEOジョヴァンニ・ゲッデス・ダ・フィリカーヤ氏。そして、2021年からダラ・ヴァレでワインメーカーを務めるマヤ氏がワイナリーに参画する前の2013年、アクセル氏の下で収穫に参加したことや、マヤ氏がボルドーで修士号を取得した際、アクセル氏がその論文の指導教官だったことなどがきっかけとなり、今回偉大なワイナリー同士でジョイントベンチャーをスタートすることになったのです。

DVOはナパ・ヴァレーのオークヴィルだけでなく、クームスヴィルやマウントヴィーダーなどの冷涼な地域も含む、ナパ・ヴァレー周辺のさまざまな産地からブドウを調達。マヤ氏とアクセル氏がともにブレンドと熟成期間や方法を決定し造り上げたのがDVOなのです。カリフォルニアの地で、太陽から生まれたワインの凝縮感と華やかさ、フィネスが融合した味わいを表現しています。