オーストリアを代表する甘口ワインの生産者

クラッハーはオーストリアを代表する甘口ワインの生産者。ワイン・アドヴォケイト誌やワイン・スペクテーター誌などのワイン評価誌において高評価を獲得するワインを多く造りだしていることで世界的に有名な甘口ワインの造り手として知られています。そのきっかけとなったのがクラッハーの2代目当主であるアロイス・クラッハー・ジュニア氏。彼は甘口ワイン造りにおいて、果実の個性や、味わいのバランスをいかに表現するかに注力してワイン造りを行っていました。その努力が実を結び、彼が手掛けた1991年のヴィンテージがワイン・スペクテーター誌などの国際的な評価誌で高評価を獲得。世界で認められる甘口ワイン生産者として知られるようになったのです。以来、イギリスのインターナショナルワインチャレンジにおいて、アロイス・ジュニア氏は「スイート・ワイン・メーカー・オブ・ザ・イヤー」を8回受賞するという快挙を成し遂げています。現在3代目当主を務めているのは、孫のゲオハルト・クラッハー氏。ゲオハルト氏は若いながらもブドウ栽培と醸造に関してすでにベテランの域に達しているプロフェッショナルで、最高級の甘口ワインを造りだすために日々努力を重ねています。ワイナリーが位置するのはオーストラリア東部、ブルゲンラント州のセーヴィンケル地区。近隣にあるノイジードラー湖の影響で、暖かく湿気の多い気候が特徴で、貴腐ブドウの栽培に非常に適しています。ブドウは、主に白ワインを生産。シャルドネ、ウェルシュリースリング、ショイレーベ、トラミナー、ムスカット・オットネルなどの土着品種を多く栽培しています。