例外的なテロワールを活かした、ピノ・ムニエの栽培に定評のメゾン。

フランシス・オルバンは、シャンパーニュの代表的生産地、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のルヴリニー村に本拠地を持つメゾンで、2007年に当主のフランシス・オルバン氏が、家族で経営していたメゾン・オルバンでの経験を活かして自ら立ち上げたシャンパーニュ・ブランド。メゾン・オルバンの歴史は、フランシス・オルバン氏の曽祖父であるレオポルド・オルバン氏が1929年にシャンパーニュ地方でワイン造りを行ったことから始まります。当時、欧州は戦中から戦後にあたる時代。大変な苦労がありながらも、ブドウを売ることからワインおよびシャンパンを製造する事業にまで発展させていきました。その後、シャンパーニュ造りは祖父のガエトン・オルバン氏、父のポール・オルバン氏、そして現在の4代目フランシス・オルバン氏へと引き継がれています。フランシス・オルバンの特筆すべき点は、その主力品種。例外的に粘土石灰質の土壌を持つ畑は、日照条件に恵まれた場所に位置しており、補助的に使われることの多いピノ・ムニエの栽培に適した環境を備えています。