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ポイヤックやマルゴーといったボルドーの名だたる銘醸地に隣接していながら、いつ開けても美味しい1本が手頃な価格で手に入る、コストパフォーマンスに優れたアペラシオン「オー・メドック」。広い栽培面積に小規模生産者がひしめき合っているため、有名なアペラシオンと比べてお値ごろなシャトーを見つけるのが容易な、ボルドー好きなら見逃せない狙い目アペラシオンなのです。
ただ今エノテカ・オンラインには、3,000円台から手に入るオー・メドックのお値打ちボトルが多数揃っています。是非この機会にお気に入りの1本を見つけてください。 |
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オー・メドックとは |
ボルドー市の北西、ジロンド河左岸に伸びる全長120kmのワイン生産地域のうち、ジロンド河の最下流エリアが「メドック」、上流エリアが「オー・メドック」と呼ばれています。このオー・メドック地区は29の市町村にまたがり、多くの名門格付けシャトーを有する、ポイヤック、マルゴーなど6つの村名A.O.C.があることで有名。これら6つのA.O.C.の生産地区以外のブドウから、一定の生産基準に準じて造られた赤ワインが「A.O.C.オー・メードック」としてリリースされています。
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ボルドー初心者から愛好家まで。 幅広いワインラヴァーに支持される、オー・メドックの魅力。 |
①小規模生産者が多く、ハイコスパなワインが揃うアペラシオン。
ボルドーで最も多い17の格付けシャトーを有するアペラシオン、マルゴーのブドウ栽培面積1,490haに対して、オー・メドックは栽培面積約4,600haのうち、格付けシャトーは僅か5シャトーのみ。近年価格高騰が目覚ましいボルドーワインですが、他のアペラシオンに比べて小規模生産者が多く、格付けシャトーが少ないオー・メドックでは、価格が抑えられたコストパフォーマンスに優れたワインが数多く生産されています。
②砂利を多く含んだ砂礫質土壌が生み出す、上品さを備えた早くから楽しめるスタイル。
オー・メドックの主要品種はカベルネ・ソーヴィ二ヨン。ブドウ栽培面積の約52%を占めています。土壌は氷河期に堆積した砂礫で、ピレネー山脈から小さな砂利が主体となっており、ポイヤックやサン・ジュリアンよりも砂の含有量が多いため、上品さを備えた柔らかな味わいに仕上がります。粘土質が多い場所ではメルロやプティ・ヴェルド、さらに少量のマルベックが植えられており、これらの品種のブレンド比率によって、より早くから楽しめる親しみやすい味わいが生まれます。
③いつ開けても美味しい安定感と食欲をそそる"グルマン(食いしん坊)"な味わい。 長期熟成を前提とした、力強く骨格あるスタイルが主流のボルドーの中でも、オー・メドックのワインは、飲み頃を選ばない、いつ開けても美味しいワインと言えます。若いうちから赤系果実のアロマにメントールやスパイスのニュアンスが表れ、生き生きとした凝縮感溢れる果実味が魅力。また、熟成を経るにつれて動物的なニュアンスが増し、モカやヒマラヤ杉、トリュフなどより複雑味を帯た味わいへと変化します。総じて、豊でかでコクがありながらも主張しすぎない味わいは、料理との相性も非常に良く、まさに食卓にピッタリな1本です。 |
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2016年 3,850円(税込)
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メドック格付け第三級、シャトー・ジスクールの所有畑のブドウを使い、同じチームが醸造する贅沢なワイン。大人気漫画「神の雫」に登場し一躍大ヒット。ハイコストパフォーマンスな優良ボルドーワインとして不動の地位を築いています。
ジスクールと比べて、メルロ比率が高いため、舌触りがなめらかでより親しみやすい仕上がり。毎年リリースされるのは、程よく熟成を経て飲み頃を迎えたヴィンテージです。ブラックベリーやチェリーなど果実のアロマに、ロースト香やホワイトチョコレートの甘い香りが特徴。ぎゅっと凝縮した果実の味わいに、絹のような滑らかなタンニン。いきいきとしたピュアなテイストと、わずかに樽の風味が残る長い余韻が魅力です。 |
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2002年 3,850円(税込)
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1824年から歴史を刻むシャトー・マレスカス。上質な砂利と粘土質の深い土壌で水はけが良く、ブドウにとって最高の条件の揃った素晴らしいテロワールを有しています。2003年の格付けで、見事クリュ・ブルジョワ・シュペリュールに格上げされ、ロバート・パーカー氏は「真面目に経営されているブルジョワ級シャトー」 と高く評価しています。
プラムなどの黒系果実のニュアンスや紅茶などのアロマ、しっかりとした果実の甘味と苦み。シルクのようなタンニンと程よい酸味、新樽からくるバニラの風味もアクセントとなっており、バランス良い仕上がりです。長く上質な余韻を楽しむことが出来、 時間が経つにつれよりまろやかになり深みが増していくよう。しっとりとした熟成感とちょうど良くこなれた味わいは、まさに飲み頃の熟成ボルドーといった趣です。
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ご好評につき、完売いたしました
2015年 3,300円(税込)
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メドック格付け3級のシャトー・ラグランジュには、セカンドラベルのレ・フィエフ・ド・ラグランジュがありますが、こちらは言わばラグランジュのサードラベル的存在です。使用されるブドウは、砂利質と粘土質の混じる土壌の畑で栽培。畑は川の近くにあることで気温が安定し、上質なブドウが収穫できます。
醸造については、贅沢なことにラグランジュと同じ醸造チームが担当し、ラグランジュと同じフィロソフィーによって仕込まれます。造り出されたワインは、柔らかい口当たりと豊かな果実味を持つエレガントな味わい。すぐにお飲み頂いても美味しいので、日々の食卓でカジュアルに飲んで頂きたい1本です。 |
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ご好評につき、完売いたしました
2010年 9,900円(税込)
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17世紀からの歴史を誇る由緒あるシャトー。1932年にはクリュ・ブルジョワに、2003年にはクリュ・ブルジョア・エクセプショネルに昇格したものの、ブルジョアの格付けに納得のいかないオーナーはこの格付けを返上し、ブルジョワ組合を脱退しました。
畑が位置するのは、非常に日当たりが良く、砂利が多い水はけの良い恵まれたテロワール。手摘みによる収穫や、1hあたりの植樹密度の高さ、新樽率100%など徹底したワイン造りで、骨格がしっかりとしていながらも非常にエレガントなスタイルのワインを造り続けています。フランス国内でほとんど消費されてしうため日本での知名度はそれほど高くない、知る人ぞ知る注目銘柄です。
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