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ヴィンテージ ― 生産年の天候により仕上がりが大きく異なるワイン。 |
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ヴィンテージワインの愉しみ方 |
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飲む前は最低一週間はボトルを立てておきましょう ワインは熟成の過程で、長い時間をかけて不溶性の沈殿物が発生します。これが澱(オリ)と呼ばれるものです。澱は元々ワインに溶け込んでいた自然の成分が 固形化したものなのでお飲みいただいても問題はありません。しかし口当たりが悪く、強い渋味を感じるため、できるだけ飲みたくないものです。 そうは言っても配送や持ち運びによってボトルが振動すると、澱が舞ってボトル全体に浮遊しまいます。そこでオールド・ヴィンテージのワインを飲む前は、ボトルを立てて澱を瓶底にためるようにしましょう。 目安としては、少なくとも一週間ほど立てて保管することをおすすめします。 コルクにカビが生えているワインは保管の良い証
ラベルの汚れはオールド・ヴィンテージならば避けられないもの
液面が下がっているのは、熟成の結果です
コルクはゆっくり丁寧に抜きます 熟成を重ねると、コルクが柔らかく脆くなります。そのため若いワインのように勢いよく抜くのではなく、ゆっくりと丁寧に引き上げるように抜栓します。もしコルクが折れてボトルの中に落ちてしまったら、デキャンタに移して飲む方法がベストです。 ゆっくり丁寧にグラスに注ぎます オールド・ヴィンテージのワインを飲む時は、勢いよく注がずに澱が舞いあがらないようにゆっくりと注ぎます。そうすることで、最後までボトルの底に澱をためておくことができます。ためておいた澱は勿体ないですが、飲まずに捨ててしまいましょう。目安として瓶底1cm残しておくと良いとされています。 一本丸ごと味わいましょう ボトルを立てておいたオールド・ヴィンテージのワインは、同じ1本でも上部と下部では味わいが異なります。ボトルの下部ほど濃度が濃くなります。一本のワインで違った味わいを楽しみたい場合にはボトルから直接グラスに注ぎ、味を均一化するにはデキャンタに移すことをおすすめします。 | ||
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ワインの熟成とは |
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経年による「熟成」はワインの印象を大きく変化させる魅力を持っています。ボトリングされた時点で1本の完成品でありながら、その後も刻々と状態を変えていくワインの熟成の魅力をご紹介いたします。 色の変化
香りの変化
味わいの変化
なぜ香りや味わいに変化が起きるのか? 瓶詰め後のワインのボトルの中では、どんな変化が起こっているのか、少し科学的に詳しくみてみます。 瓶熟成は「還元的熟成(嫌気的熟成)」またはフランス語で「ヴィエイイッスマン(加齢)」と呼ばれています。 まず瓶熟成の初期には、瓶内にわずかに含まれる酸素によって、ワインに香味の変化が起こります。 この変化によってワイン中の酸素が消費されてしまった後は、還元的な状態、つまり酸欠条件下で熟成が進行するため、 物質が相互にあるいは単独で変化することによってワインの味わいや香りが複雑になります。 ![]() [タンニンの酸化と重合] 飲み頃はいつなのか? 熟成の頂点に至るまでの変化の速さ、また熟成の頂点の高さ(低さ)の違いによって、『飲み頃』に違いが現れます。長期熟成のワインのなかには熟成の頂点に達するまで何十年もかかるものもありますが、逆に極端に言えば初めに出荷した時点がすでに頂点で、ポテンシャルがほとんど残っていないワインもあります。そのため、熟成=『飲み頃』と必ずしも言えない場合もあるのです。 ![]() 『飲み頃』の時期はワインによって様々。もしかしたら何十年後かもしれないし、数ヶ月後かもしれません。『飲み頃』というのは予測はできても断言することはできず、非常に抽象的な概念ですので、個人の好みによっても左右されます。飲んでみてそのワインの複雑味とバランスのよさに満足できたら、それが『飲み頃』ということなのではないでしょうか。それぞれのワインによって熟成の仕方が異なるため、時間的な区切りではなく、ワインの状態で区切る「熟成の段階」という概念があります。 | ||
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