壮大でエモーショナルなバローロの造り手による、僅か1.4haの区画から生み出されるクリュ・バローロ。

砂質粘土土壌に由来する、繊細でフィネス溢れるスタイルをご堪能ください。

▼テロワールの美徳を追求するバローロの名門

元々創業者であるアルド氏は、バローロの伝説的人物であるジャコモ・コンテルノ氏の息子として、兄弟のジョヴァンニ氏と伝統派バローロの名門、ジャコモ・コンテルノのワイナリー事業を5代目として引き継ぎましたが、ジョヴァンニ氏とワイン造りの方向性の違いから、独立を決意。そうして設立したワイナリーが、このポデーリ・アルド・コンテルノです。

「テロワールがなし得る最高のものを表現する」ことを目指し、年間生産量は20万本のポテンシャルに対して、わずか約8万本のみ。「イタリア全土、おそらく世界中でも、最も印象的なワイナリーのひとつ」とジェームス・サックリングにおいても絶賛されており、トップ・キュヴェはイタリアワインの頂点にも輝きました。

彼らの哲学は「“IN MEDIO STAT VIRTUS”（美徳はふたつの間にある）」。美徳と平静さを持って栽培を行うことでテロワールの自然を尊重する結果、完璧なバランスを体現するブドウを得ることができれば、そのブドウから造られるワインは味覚に調和をもたらし、五感に大きな喜びを与えてくれると考えています。

バローロの最も憧れのクリュに挙げられる「ロミラスコ」、「チカラ」、「コロネッロ」から生み出される3つのクリュ・バローロがワイナリーを代表するキュヴェ。また、これら3つのクリュから最良のブドウをブレンドし、良年にのみ造られる「グランブッシア」は、ジェームス・サックリングのトップ100イタリアワインの頂点にも輝き、カルト・バローロのひとつとして愛好家垂涎の的になっています。

▼銘醸畑ブッシア

ワイナリーが位置するのはパワフルで力強いバローロが造られることで知られている、モンフォルテ・ダルバ村。その中でも特に高い評価を獲得しているブッシアに、彼らは約25haの畑を持っています。

ブッシアの標高は350～400ｍに位置しており、その土壌は粘土質の泥灰土と石灰岩に砂の層が混ざったもの。南南西向きであるため、午後の日照時間を長くとることができ、ブドウを十分に成熟させることができるため、長期熟成のポテンシャルを秘めたワインが多く造られています。　

そのブッシア地区内の単一畑「コロネッロ」のブドウは樹齢50年ほどの古樹で、豊富なマグネシウムが特徴。砂質粘土土壌に由来する、繊細なタンニンと、フィネス溢れるスタイルをお楽しみください。

▼2019年ヴィンテージ

2019年のピエモンテは、休眠期(冬)の乾燥、萌芽期(春)の十分な雨、結実期(初夏)の気温急上昇の後、穏やかな気候と適度な雨が交互に続いたことで、ブドウがじっくりと成熟。

ワイン・スペクテータ―のヴィンテージ・チャートにおいて、97点を獲得したグレートヴィンテージとなりました。