こんにちは！成城学園前店の加藤でございます。

寒暖差の激しい日が続きますね、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。

さて本日は、12月後半のスペシャルテイスティングメニューのご案内です。

今回も、30年熟成のシャンパーニュやブルゴーニュの名門ドメーヌの代表キュヴェなど、多彩なワインをご用意いたしました。

プレミアムワインをグラスでお楽しみいただけるこの機会を、ぜひお見逃しなく！

■.12月20日(土)～21日(日)

『35年熟成！　テルモン・ヴィノテーク　1990年』

テルモンの歴史は1912年、ブドウ農家兼ワイン生産者であったアンリ・ロピタル氏が、シャンパーニュ地方の中心地であるエペルネ近郊のダムリーに創業したことから始まりました。

創業以来から「母なる自然の名のもとに」をすべての活動の指標とし、4世代に渡って真摯に自然と向き合い、シャンパーニュ造りを続けています。

職人による伝統的な製法での少量生産という観念を軸に、サステナブルなシャンパーニュ造りを重視しています。

創業以来からの一貫した考えである「優れたワインは自然からの贈り物であり、大切に守るべきもの」という考えのもと 、現在は「テロワールと生物多様性の保全 」、「エコデザインの普及 」、「二酸化炭素排出量の削減 」、「物流システムの見直し 」、「透明性、トレーサビリティ（追跡可能であること） 」の５つの活動に力を入れています。

このような様々な取り組みのもと誕生するテルモンのシャンパーニュですが、そのラインナップはブリュットやロゼ、亜硫酸塩無添加で仕立てるサン・スフル、ブラン・ド・ノワールやブラン・ド・ブラン、プレステージなど、実に多様です。

そのなかでも、今回は希少な長期熟成を経たキュヴェをご用意いたしました。

▼.Tasting Item

　1990年　テルモン・ヴィノテーク/ テルモン

こちらは長期熟成を経てリリースされるヴィンテージ・シャンパーニュ。華やかな果実のアロマと心地良い酸味が調和した、熟成を経てこそ生み出される複雑味が味わえる1本に仕上がっています。 1991年に瓶詰め後、30年間の瓶内熟成を経て2021年に澱引きを行っているため、しっかりと熟成感を感じながら、泡立ちも弱ることなく楽しんでいただけます。

■.12月22日(月)～28日(日)

『モレ・サン・ドニの名門ドメーヌ・ポンソの代表キュヴェ クロ・ド・ラ・ロッシュ グラン・クリュ キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ　2018年』

ドメーヌ・ポンソは150年以上もの家族経営による歴史を有し、同じくブルゴーニュ地方のコート・ド・ニュイ地区にあるモレ・サン・ドニ村を本拠地とするドメーヌ・デュジャックと並び称される、モレ・サン・ドニの偉大な生産者です。 

ポンソは、1872年にモレ・サン・ドニ村にあるクロ・デ・モン・リュイザンとクロ・ド・ラ・ロッシュという区画をウィリアム・ポンソ氏が買い取ったことに端を発するドメーヌ。1930年代には当時まだブルゴーニュでは珍しかったドメーヌ元詰め(ブドウの栽培からワインの醸造、瓶詰を一貫して自社で行うこと)をいち早く始め、先駆け的造り手の一つとして一目を置かれました。 

1981年からはローラン・ポンソ氏がドメーヌに参加し、妹のローズ・マリー・ポンソ氏とともに運営。ローラン氏は温度センサー付きラベルや独自に開発した合成コルクの採用など、革新的な技術を取り入れ、ワインの品質を向上させます。また、偽造ワインの摘発にも注力し、センサーやNFC技術の開発によりボトルの真正性やトレーサビリティーを確保しました。 

ドメーヌ・ポンソの魅力は何と言っても、所有する輝かしい畑の数々です。ドメーヌ創業当初から所有するクロ・ド・ラ・ロッシュや、シャペル・シャンベルタンといった珠玉の特級畑を所有。 

その中でも特筆すべきが、創業当初から所有するクロ・ド・ラ・ロッシュ。ポンソは約16.9haあるクロ・ド・ラ・ロッシュのうち、約3.2haを所有しており、最大の所有者としても知られています。 

▼.Tasting Item

　2018年　クロ・ド・ラ・ロッシュ グラン・クリュ キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ / ドメーヌ・ポンソ

こちらはポンソが設立時から所有する特級畑のブドウで造られる、ポンソを代表するキュヴェ。

古樹とこだわりの醸造から造られる、ピュアでリッチな果実味と旨味が魅力です。長期の熟成ポテンシャルに優れ、パワフルでエレガントな仕上がりです。