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ワインショップ・エノテカ佐野プレミアム・アウトレット店

〒327-0822 栃木県佐野市越名町2058 佐野プレミアム・アウトレット 330区
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佐野プレミアム・アウトレット店のブログ

晩酌のワインをかく語りき #9

寺内喬紀

2025.05.09
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皆様、いかがお過ごしでしょうか。

佐野店の寺内でございます。


今回は、私がプライベートで購入したエノテカのワインを、なんとなく合うのではないかと思って揃えたおつまみを添えて、その美味しさを検証していく謎の箸休め企画を書かせていただこうと思います。

第9回目となる今回は、スペインのアラゴン州ソモンターノ・エリアで、スペインの国際品種ワインを牽引する生産者エナーテ「メルロ・メルロ」をお送りします(次回で第10回目を迎えるなんて感慨深いですね)。

エノテカで働く私のプライベートなワインの楽しみ方、是非とも肩の力を抜いて覗いてみてください。

Epi.09「情熱的で時にメロウな晩酌のサルサ」

先月中旬のこと、この日は大学時代の友人に誘われて、都内のアイルランドフェスに参加していました。

フィッシュ&チップスを摘まみ、緑色の地ビールを飲んだりして屋台を散策していたのですが、いつの間にか道を挟んですぐ隣で開催していた「中南米フェス」に迷い込んでいたのでした。ラマ肉やキャッサバ料理(初めて見ました)などこちらも気になる屋台が多く、面白そうなので立ち寄ってみることに。


屋台の陽気なおじさんに捕まってペルー料理を食べたり、いつ使うのか分からないレスラーマスクを買ったり。

最後はメキシコ料理のキッチンカーへ立ち寄り「ナチョスサルサ」をいただきました。オリジナルソースがちょっぴり辛く、野菜とトルティーヤチップスの後引く美味しさに手が止まりません。これ家でも作りたいな……と思いながらお代わりまでいただいてしまいました。

このままだとブログがアイルランドフェスに行ったことで終わりそうなので、この辺でおしまいにします。


それから3週間ほどが経過したある時のこと。この日は個人的に気になっていたとあるワインで晩酌をしようと決めていました。

ワインは決まっているのですが、肝心のお供が未だに白紙。何と合わせようかペアリングの構想を決めあぐねていたとき、祖父母からトマトを貰っていたことを思い出しました。


トマトがあるならアレを作ってみようか。ということで、アイルランドもとい中南米フェスで食べたあの「ナチョスサルサ」を再現してみることにしました。


帰宅後、あの日の記憶を頼りにナチョスサルサを作ります。とは言っても作るのはサルサソースだけです。

トマトと玉ねぎ、ピーマンをみじん切りにして、パセリをちぎり、タバスコとレモン汁を適量。和えたら完成。

帰り際に買ってきたトルティーヤチップスをお皿に敷いて、その上にサルサソースを載せます。オリジナルソースはちょい辛のパスタソースで代用。

所要時間は10分ほど。「あの日のナチョスサルサ」の完成です。




遠目から見ると赤いバラのように見えるお洒落なアートラベルです。

本日の晩酌を飾るワインはこちら。

★2020年 メルロ・メルロ / エナーテ

通常価格(税込):5,720円

モダン・スパニッシュワインの先駆けとも言えるワイナリーが手掛ける、国際品種のメルロの個性を余すことなく引き出した上級キュヴェ。グラスに注ぐと、ブルーベリーやクランベリーを煮詰めたジャムのような黒系果実に、エスプレッソやチョコレートのような奥行きを感じる上品な香りが広がります。口当たりは、丸みを帯びた豊潤な果実感があり、味わい深く厚みを感じるインパクトある仕上がり。ドライフルーツを思わせる余韻も溶け込むように官能的で、じっくりとディープに浸れます。





ナチョスサルサと合わせて

では早速、ナチョスサルサをひと口。そうそうこれこれ。芳ばしいトルティーヤチップスに染みこむトマトの果汁。舌の喜ぶ声が聞こえます。

ひとり晩酌の時間は、時に好奇心の無法地帯になります。美味しそうなペアリングは基本試すのが私の流儀。トルティーヤにサルサソースをこれでもかと載せて、生ハムも巻いちゃいましょう。あぁ、なんという背徳感。簡単に作れて野菜も摂れるヘルシーなおつまみ、ナチョスサルサとの出会いに改めて感謝を。


続いてはワインとのペアリングを試します。試すとは言えども、実はナチョスサルサを作ろうと思った段階で既に分かっていました。「このペアリング、合わない筈がないよね」と。実際に合わせてみてどうだったかというと、やはり合わない筈がないのでした。

トルティーヤを土台にしてより鮮やかに広がるトマトを含めた野菜の味わい、そこにメルロのグラマラスな果実感が重なります。仄かな塩味とピリッと来る辛味、弾けるように広がる黒系果実の甘やかな波。ワインとの相性を試す前に生ハムと合わせたりしましたが、このペアリングにはそんな第三者が介入する余地などありません。ナチョスとワインが織りなす、情熱的なサルサダンスに完全に魅入られてしまったのでした。


「メルロ・メルロ」というワインの名前、どうして反芻するようにメルロが強調された名前になっているのか、その真意が少し分かった気がします。メロメロになっちゃうからなんですね。


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