店舗情報
ワインショップ・エノテカ佐野プレミアム・アウトレット店
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このショップのスタッフレビュー
寺内喬紀
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
佐野店の寺内でございます。
皆様はもうお花見をしましたでしょうか。今年の春は「三寒四温」という言葉がまさにふさわしく、天気はとても気まぐれで暑かったり寒かったり。
「休みだし近くの桜でも見に行こうかな」なんて思っていたら当日の天気が雨予報だったりして、私は未だに桜を見られずにいます。
さて今回は、4月1日より新規取り扱いを開始したカリフォルニアの巨匠「カレラ」より、早くも新着のラインナップが入荷いたしました。
「カリフォルニアのロマネ・コンティ※」と称される彼らの味わいを親しみやすく楽しめる「セントラル・コースト・シリーズ」のご紹介です。
今の季節に楽しみたい繊細ながら壮大な味わいを、是非とも気軽にご堪能ください。
ワイン・アドヴォケイト創始者のロバート・パーカー氏による評価より
★セントラル・コースト・ピノ・ノワール 2021年
通常価格(税込):6,600円
かつてあまりの熱狂的な人気により一時期市場から姿を消したカレラのワイン。「世界で最も魅力的」とも評価されるカレラの真骨頂は、やはりピノ・ノワールにありと言っても過言ではありません。こちらは、サンタ・バーバラからサンフランシスコまで広がるセントラル・コーストの中で、彼らが最良と見定めた畑のブドウから造られるスタンダード・キュヴェです。
グラスに注ぐと深みがありながら艶やかなルビーレッドの色合い。立ち昇る香りは熟したラズベリーや煮詰めたジャムを思わせる甘やかなベリー系の果実に、ヒノキやスパイスのような爽やかなニュアンスを伴います。口当たりは透き通るように繊細。「ピュア」という言葉が相応しい明るい甘みとはっきりとした酸が織りなす、メリハリを感じる味わいです。余韻は、ドライハーブやスミレ、若い木の実を思わせる爽やかながら妖艶な香りが残ります。
明るく繊細でありながら軽すぎず、しっかりと品種の個性を主張しながら優しいタッチの飲みやすさを備えた、まさに「変幻自在の強弱を実現させたかのような仕上がり」というのが私の抱いた印象です。なんだか音楽の総評をしているみたいですね。
親しみやすい入門編というには洗練が行き届いた、ワインの随所にこだわりが感じられる非常に満足度の高い一本と言えるでしょう。
★セントラル・コースト・シャルドネ 2022年
通常価格(税込):5,500円
カリフォルニアのシャルドネと言えば、ふくよかでリッチでボリューミー、濃厚白ワインの三拍子が揃ったようなスタイルを想像しがちですよね。最近はステンレスタンクを醸造に用いた「アンオークド」なるワインのリリースも目立ちますが、それでもダイナミックな濃さがあるという印象が強いです。
しかしこちらのシャルドネはひと味違います。カレラのオーナーは創業前にDRC社※で経験を積んだ経歴があり、ワイン造りのルーツにはブルゴーニュの大地で培った深い造詣があるのです。
外観はやや青みのあるレモンイエロー。香りは、白桃や熟れた洋梨などの果実を基調として、白い花や甘草を思わせる奥行きのあるニュアンス。口当たりは、パイナップルやライムのような南国系フルーツの芳醇な香りを伴いながら、白桃、カリン、パッションフルーツを思わせる上品なまろやかさが広がります。程よく肉厚な果実の甘酸を受け止めながら感じられる、どこまでも続くような熟れた果実の甘やかな余韻は、どこかムルソーを彷彿とさせるほどに壮大です。
ピノ・ノワールが変幻自在とするならば、こちらのシャルドネは才色兼備。多層的な香りの複雑さに、ふくよかな果実の甘酸に溶け込むミネラル感、そして優しく残る長い余韻。カリフォルニアとブルゴーニュ、2つの銘醸地のアイデンティティをバランス良く取り入れた「美しい」シャルドネです。
カリフォルニアの黎明期を支えたピノ・ノワールの影に隠れがちですが、こちらも巨匠の趣を感じられる逸品としてオススメしたい一本です。
DRC社=ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ
今回は、4月から取り扱いを開始した新規生産者、カリフォルニアの巨匠「カレラ」の新着ラインナップをご紹介いたしました。
セントラル・コースト・シリーズはカレラの名刺代わりともいえる親しみやすさが魅力ですが、どちらも巨匠の腕を感じられる深い味わいが楽しめます。
4月は是非とも彼らを持ち寄って、より華やかな春の夜長を楽しんでいただければと思います。
皆様のご来店、心よりお待ちしております。
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