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ワインショップ・エノテカ大阪店
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片岡 詩織
近年、ピノ・ノワールの新たな聖地として世界的な注目を集めるニュージーランド。豊かな自然と多様なテロワールが織りなすワインは、今やブルゴーニュやカリフォルニアに匹敵する存在感を放っています。
そんなニュージーランドのピノ・ノワールの魅力を象徴するイベントが、2月11日から3日間、クライストチャーチにて開催される「Pinot Noir New Zealand 2025」。
世界中のワイン関係者や愛好家が集まり、産地ごとの個性や最新のワイン造りについて議論を交わすこのイベントは、まさに“ピノ・ノワールの祭典”。参加ワイナリーの中には、エノテカで取り扱いのあるワイナリーも数社名を連ねています。
そこで今回のブログでは、参加ワイナリーの中から特に注目すべき2生産者「エスカープメント」と「プロフェッツ・ロック」についてご紹介します。
「Pinot Noir NZ」は、2001年から始まったピノ・ノワール愛好家や専門家が一堂に会する国際的な祭典です。同じく新世界でピノ・ノワールの栽培に成功したアメリカ・オレゴン州で行われる「インターナショナル・ピノ・ノワール・セレブレーション」をお手本にしたといわれています。
3年に一度開催されていますが、前回は世界的なパンデミックの影響で延期。今回は満を持しての開催となります。
今年のテーマは「Tūrangawaewae(トゥランガワエワエ)」
こちらはニュージーランドの先住民族マオリの言葉で「自分が立つ場所」を意味し、人々と土地の深い結びつきを象徴しています。
注目ポイント
1.生産者との交流
ニュージーランド国内の8つの銘醸地から100以上のワイナリーが参加。試飲をしながら、生産者の想いやその土地のストーリーに触れることができます。
2.専門家によるセッション
国内外の専門家による講演やディスカッションを開催。「Tūrangawaewae(土地への帰属意識)」や「Kaitiakitanga(土地の保護)」など、ニュージーランド独自の価値観について学ぶことができます。
3.試飲と体験
地元食材を活かした料理とニュージーランド ピノ・ノワールのペアリングが提供され、最終日にはイベントの締めくくりとして地元音楽や美食を愉しめる「Whakanui Gala Dinner」が催されます。
そんな「Pinot Noir NZ 2025」に参加するワイナリーの中から、注目の2生産者について深堀していきましょう!
北島南部に位置するワイララパ地方。特にマーティンボロ地区は、政府の研究機関によりブルゴーニュ地方と気候条件が似ていると分析され、ピノ・ノワールの栽培が推奨された歴史ある銘醸地です。
そんなマーティンボロの中でも、2022年にオーストラリア・ニュージーランドのワイン評価誌『ザ・リアル・レビュー』でニュージーランド・トップ・ワイナリーのひとつに選出されるなど、各ワイン評価誌で高い評価を受けているのがエスカープメントです。
ワイナリーの特徴
・『プリンス・オブ・ピノ』の異名をとるラリー・マッケンナ氏によって1990年に設立。
・高密度植栽、全房発酵、発酵前浸漬、野生酵母による発酵など、ブルゴーニュスタイルの醸造を導入。
・2009年にサステナブル・ワイングローイング・ニュージーランド(SWNZ)の認証を取得。
エスカープメントのピノ・ノワールは、果実味の凝縮感とエレガンスを兼ね備えたスタイルで、ニュージーランド ピノ・ノワールの品質向上に大きく貢献しています。
南島の内陸部に位置し、世界最南端のワイン産地として知られるセントラル・オタゴ。山々に囲まれた大自然の中、昼夜の寒暖差が大きいため、果実の凝縮感と美しい酸を兼ね備えたピノ・ノワールが生まれます。
この地で1999年に設立されたプロフェッツ・ロックは、著名評論家ジャンシス・ロビンソン氏から「世界のワイン界をリードするであろう逸材の1人」と評されるポール・プジョル氏が手掛けるワイナリーです。
ワイナリーの特徴
・ポール氏は、ニュージーランドの名門リンカーン大学で栽培学と醸造学を修め、世界中のワイナリーで経験を積んだ実力派。
・「テロワールそのものの美しさ」を表現し、豊満になりがちなセントラル・オタゴにおいて異彩を放つエレガントなスタイル。
・シャンボール・ミュジニーの名門「コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ」の元醸造長、フランソワ・ミエ氏との親交も深く、彼がブルゴーニュ以外で初めてコンサルタントを務めたキュヴェをリリース。
フランスのピノ・ノワールに魅せられて世界を旅したポール・プジョル氏が、世界最南端の地で生み出す「ニュージーランドの自然を詰め込んだワイン」がプロフェッツ・ロックです。
日時:2025年 2月16日(日) 【1部】13:00~15:00【2部】16:00~18:00 参加費:9,350円(税込) 定員:両部合わせて23 名
今回ご紹介した2生産者の4銘柄を含む、ピノ・ノワールの新たな聖地、ニュージーランドやアメリカの、5生産者10銘柄をテイスティングしていただけるイベントをエノテカ大阪店にて開催!
ピノ・ノワール好きの方も、これから知りたい方も、テロワールの違いや生産者の想いを感じながら、特別な一杯を楽しみませんか?
ご予約・お問合せは下記イベントページ、またはエノテカ大阪店スタッフまでお申し付けください。
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