大阪店では毎週、魅力的なグラスワインを限定量にてご用意しております。

今回は、5月前半にカフェ&バーにて抜栓予定の数々をご紹介いたしますので、是非ご一読くださいませ。

2010年のボルドーは、2009年に続きグレートヴィンテージと言われています。乾燥し暑すぎることない天候のおかげで過熟することなくゆっくりと、そして完璧にブドウは熟しました。 そのため、タニックでありながら上質でしなやか、美しい酸を持つ、 エレガントでクラシカルなスタイルのワインが生まれました。

今回は格付けシャトーより3銘柄飲み比べていただけます。是非この機会にお愉しみください。

【ラインナップ】

(写真左から）

① 2010　シャトー・ダルマイヤック / ポイヤック

(フランス　ボルドー)　赤

シャトー・ムートン・ロスチャイルドを手掛けるバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドが所有する第五級シャトー。その畑はムートン・ロスチャイルドとポンテ・カネに挟まれた素晴らしい立地です。ムートンファミリーの入門編に相応しいクオリティの高い味わいながら、1万円以下から手に入るお値打ちシャトーです。

② 2010　シャトー・サン・ピエール / サン・ジュリアン

（フランス　ボルドー)　赤

サン・ジュリアン村の村長を務めたメドックの伝説的人物アンリ・マルタン氏が所有しており、 現在もその意思を受け継ぐ、息子ジャン・ルイ・トゥリオ氏が運営し、進化し続ける格付け第四級シャトー。ワイン・アドヴォケイトで90点台を連発する実力を誇り、豊かで洗練された味わいが魅力です。

③ 2010　シャトー・ラスコンブ / マルゴー

（フランス　ボルドー)　赤

シャトー・ラスコンブは、華々しいマルゴーのアペラシオンの中でも少し地味なシャトーと言われてきましたが、近年、著名なコンサルタントを複数名招き徹底的に改善。元から所有する優れたテロワールも相まって、格付け第二級の位に相応しい、モダンで華のあるワインへと華麗に変化しています。甘やかな果実味に良質なタンニン、複雑味を備える長い余韻をお愉しみいただけます。

イタリア三大銘酒としてバローロやバルバレスコと並ぶ高級ワイン、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。歴史は浅いながらイタリア初のDOCGとして認定され一躍世界に名を轟かせたこの銘酒は、近年テロワールの個性を表現する生産者が増えたことで注目度が向上しています。

今回はブルネッロ・ディ・モンタルチーノの中でも突出した年にのみ生産されるリゼルヴァより3銘柄飲み比べていただけます。是非この機会にお愉しみください。

【ラインナップ】

(写真左から）

① 2016　ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・フランチ・リゼルヴァ / タッシ

(イタリア　トスカーナ)　赤

タッシは数々の著名な生産者と深い関わりを持つワイナリーで、ジェームス・サックリングの「トップ100 ・ワールド・ワイン 2020年版」にて第8位に選出されるなど、テロワールを追求したスタイルが高評価を獲得しています。こちらは彼らの最上級キュヴェで、フランチ・ヴィンヤードのブドウを使用。スケール感が大きく、快活な酸味と凝縮感がもたらす骨格が奥深さを感じさせます。

② 2016　ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァ カナリッキオ・ディ・ソープラ

（イタリア　トスカーナ )　赤

ブルネッロの歴史上でも常に重要な位置に存在する名門、カナリッキオ・ディ・ソープラ。伝統を守るために醸造に新しい技術を取り入れるなどし、エレガンスの極みとも言えるワインを手掛けています。こちらは彼らが優良年にのみ生産するトップキュヴェで、ワイナリーの中で最も古い畑のブドウを使用。力強い果実味と若々しい酸味、緻密なタンニンと熟成に必要な要素が高い次元で揃っており、10年熟成してもまだ若々しいと感じるほどのポテンシャルを秘めます。

③ 2016　ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ヴィーニャ・フェッロヴィア / ピアン・デッレ・ヴィーニェ（アンティノリ）

（イタリア　トスカーナ )　赤

ピアン・デッレ・ヴィーニェはアンティノリが所有するブルネッロの造り手。土地の伝統・歴史・個性を活かすモットー通り、テロワールを活かす独自の製法が特徴です。こちらはグレートヴィンテージにのみ造られる彼らの格上リゼルヴァ。計4年もの歳月を経てリリースされる、時間と手間を掛けた逸品は、長く続く余韻によって飲み手を圧倒する荘厳な仕上がりです。