ショップブログをご覧の皆さま、こんにちは。

ルミネ大宮店の染谷です。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

6月の後半はドイツが誇る6銘醸地周遊テイスティングをご用意いたしました。

世界のワイン産地の中でも北に位置し、その冷涼な気候に由来する美しい酸と繊細な芳香を備えた白ワインの産地として知られるドイツ。

また、他の地域では「ピノ・ノワール」という名前で親しまれているドイツの「シュペートブルグンダー」を使用した赤ワインも近年人気を高めております。

今回はドイツの銘醸地モーゼル、ラインガウ、バーデン、アール、ラインヘッセン、ナーエから1グラス40ml計6種のワインを同時に飲み比べていただけます。

～白ワイン～

《産地：モーゼル》

862・リースリング・トロッケン/シュタッフェルター・ホフ 3,520円(税込)

モーゼルは、大きな蛇行がいくつもあるモーゼル河付近の真南を向いた急勾配に位置しているため、日当たりに恵まれドイツでも最も温暖なゾーンの1つに数えられます。中でもシュタッフェルター・ホフは、モーゼル渓谷の中部の急斜面に畑を所有しており、土壌由来のたっぷりとしたミネラル感とフレッシュでいきいきとした果実の旨みをご堪能していただけます。

《産地：ラインガウ》

1716 キャビネット・リースリング・トロッケン/シュロス・フォルラーツ 4,180円(税込)

ラインガウは、ドイツ5大畑のうち4つを擁する銘醸地であり、タウヌス山地の森林が雨雲と冷風を遮り、ライン川の豊富な水量によって年間を通じて温暖な気候が得られるブドウ栽培には最適の環境です。その中でもドイツの特級畑とされるシュロスベルクと、シュロス・フォルラーツが単独所有している畑であるグレーフェンベルクのブドウを一部使用した1本。奥深い果実味とみずみずしさをご堪能していただけます。

《産地：ラインヘッセン》

ヴェストホーフェナー・リースリング・トロッケン/ヴィットマン 6,050円(税込)

ラインヘッセンは、マインツに近い「ライン川の膝」と呼ばれる蛇行地帯に接するドイツ最大のワイン産地であり、「千の丘陵地帯」として知られるなだらかな丘陵地帯です。その中の自社特級畑「モアシュタイン」と「ブルンネンホイスヒェン」から造られ、塩味を感じるほどのミネラル感と濃厚な果実味に加え、瑞々しい酸が感じられます。フレッシュさだけではない、どこか奥行きが感じられる上品な味わいです。

塩味を感じるほどのミネラル感と濃厚な果実味に加え、瑞々しい酸が感じられます。フレッシュさだけではない、どこか奥行きが感じられる上品な味わいです。

《産地：ナーエ》

クロイツナッハ・カーレンベルグ・リースリング・トロッケン 6,600円(税込)

ナーエは、ライン河に流れ込むナーエ河の流域にある比較的小さな産地です。その中でもクロイナッハ・カーレンベルグは、ナーエ川の畔にあるエアステ・ラーゲ（一級畑）。珪岩とローム土壌の混じり合う、南向きの斜面に広がっており、バート・クロイナッハ村で最高品質の畑と謳われています。魅惑的なアロマとエレガンス、スパイシーなニュアンスを併せ持った、ドライで辛口のリースリングです。

～赤ワイン～

《産地：バーデン》

ギプスコイパー・シュペートブルグンダー/クランプ 4,620円(税込)

バーデンはドイツのワイン産地の中で最南端に位置し、ライン川沿いに南北約400kmに渡り細長く続くエリアであり、そのため気候や土壌も様々な性格が存在し、造られるワインも多彩。この地で生まれるシュペートブルグンダーは、ドイツが世界に誇る上質な赤ワインとして愛好家から高い支持を集めています。こちらのワインが生まれる畑は、鉄分を含んだ赤い表土が特徴の、ミネラルを豊富に含むギプスコイパーと呼ばれる重い石膏質泥土岩の土壌。豊かなアロマにシルキーな口当たりと土壌由来のミネラル感がエレガントさが魅力です。

《産地：アール》

シュペートブルグンダー/マイヤー・ネーケル 5,280円(税込)

アールは、アイフェル山地の渓谷に位置する西ドイツ最北の産地で冷涼な気候が特徴です。ブドウ畑は、南向きの急斜面に位置することで日照量に恵まれ、風化した粘板岩と灰色岩がその熱を蓄えることにより、ピノ・ノワールの栽培にとって完璧な微気候をもたらします。そのような環境で生まれたこのワインは、ブルゴーニュを彷彿とさせるブーケと、エレガントな酸味、瑞々しい果実味を備えた透明感溢れる味わい。

ぜひこの機会にお楽しみください。