ボルドーワインの頂点の一つ、シャトー・ムートン・ロスチャイルドを所有するバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社と、チリ最大かつ最高のワイナリー、コンチャ・イ・トロ社とのジョイント・ベンチャーにより、1998年に誕生した「アルマヴィーヴァ」。「アルマヴィーヴァ」を読み解くポイントを3つに分けながら、その魅力に迫ってみたいと思います。

ボルドー地方における最高ワインというと、やはり真っ先に頭に思い浮かべるのはメドック格付け1級シャトー、いわゆる5大シャトーではないでしょうか。「アルマヴィーヴァ」は5大シャトーのひとつ「シャトー・ムートン・ロスチャイルド」を所有するバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドがチリを代表するワイナリー「コンチャ・イ・トロ」とのジョイント・ベンチャーにより誕生した、チリが誇るプレミアムワインです。ここで、ワイン好きの方はピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。そうです！バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドのジョイント・ベンチャーと聞くと、カリフォルニアの人気ワイン「オーパス・ワン」を想像する方もいらっしゃるのではないでしょうか。まさに「アルマヴィーヴァ」は、オーパス・ワンに続く豪華コラボレーションとして、リリース直後から絶大な人気があるワインです。

ポイント①でお伝えした通り、「アルマヴィーヴァ」はボルドートップクラスのワイン醸造技術と、チリの肥沃なテロワールが生んだ格別なワインです。ブドウに対する徹底した品質管理を行い、テロワールを活かしたワイン造りを行っています。2005年からは「マイクロゾーン」と言われる、栽培から醸造まで細かな区画ごとに管理を行う手法を取り入れました。アルマヴィーヴァが所有する優良な畑ならではのテロワールが最大限に引き出され、ワインに備わるフィネスが格段に高められたという点がワイン造りのこだわりとして大きく取り上げられるポイントです。これにより、区画ごとの適正をより的確に把握できたことによって品種の幅も増え、2006年よりメルロ、2010年よりプティ・ヴェルドの栽培も強化されました。これらの品種が少量ブレンドされるようになり、ワインの複雑さをより深く追求し続けています。

2020年のアルマヴィーヴァは、ジェームス・サックリングにて98点の高得点を獲得した優良年です。さらに、アルマヴィーヴァ誕生から25周年を祝う特別ラベルでのリリースとなり注目度もかなり高いワインです。写真をご覧いただくと分かるように、25周年のロゴがエチケットの左上に描かれており、バックラベルには25周年を祝う言葉が綴られています。最新ヴィンテージの2020年は、厳しい暑さと雨不足で感慨が必要とされるなど、ワイナリーにとって多大な努力が求められる年でした。多大な努力と献身が実を結び、エレガントで骨格のあるワインに仕上がっています。ワイン評価誌において高く評価された2020年は、後世にわたり特別なヴィンテージとなるでしょう。わたしも、このブログを書きながら2020年の「アルマヴィーヴァ」への期待が高まっています！

こうして皆さまと一緒に「アルマヴィーヴァ」の魅力に迫ってきましたが、いかがでしょうか？

最新ヴィンテージの味わいが気になり始めてきたころではないでしょうか？

そこで記念すべき最新ヴィンテージを皆さまに楽しんで頂きたく、

今回は力強くフィネスに溢れるスタイルの「アルマヴィーヴァ」と、生産量はアルマヴィーヴァ以下の稀少なセカンドワイン「エプ」をご用意いたしました。

チリワインの歴史を塗り替え、さらに世界のトップワインの序列に大きな影響を与えた偉大なワインを是非お楽しみくださいませ。