みなさま、こんばんは！新潟店の米山です。

早いもので、2025年も残すところあと少しとなりましたね。

みなさまにとってこの一年はどんな年でしたでしょうか？

12月のコラヴァンは今年の締めくくりにおすすめの、ちょっと贅沢な1本をご提供いたします。

ワインに詳しい方なら一度は耳にしたことがある名門シャトーの1本ですが、「いったいどんなワインなのか？」「どこが特別なのか？」という疑問もあるかと思います。

今回は、シャトーの歴史や特徴、その魅力をわかりやすくご紹介いたします。

シャトー・ポンテ・カネとは

シャトー・ポンテ・カネは、フランス・ボルドー地方の中でも特に名高い、ポイヤック地区に位置する老舗ワイナリーです。1855年に制定された「メドック格付け」では第五級に指定されました。現在はその格付け以上の評価を受けることも多く、世界的に人気の高いシャトーのひとつです。

また、左岸で初めてビオディナミの認定を受けたことでも注目を集めました。ビオディナミとは、畑をひとつの生命として捉え自然のリズムに合わせ農作業を行う、有機・自然農法をさらに進めた栽培法です。ポンテ・カネがビオディナミに取り組み始めた当初、周囲には懐疑的な空気が流れていました。しかし、徐々にその品質への評価は高まり、ついに2009年と2010年には、2年連続でワイン・アドヴォケイトで100点満点の評価を獲得するという快挙を成し遂げました。

そして現在では、5大シャトーに迫るハイパフォーマンスワインとしての地位を確立しています。

ワインの特徴

ワインの特徴といえば、なんと言ってもその華やかなアロマ。黒系果実や野性的なニュアンスが入り混じる、複雑な香りが印象的です。グラスに注ぐと、ブラックベリーとカシスのアロマやスミレ、トリュフのニュアンスが広がります。滑らかな口当たりながら、厚みのあるボディが特徴的。果実味には凝縮感があり、溶け込んだタンニンが心地よい味わいを演出しています。余韻にはモカやチョコレートのような香ばしい風味があり、ゆるやかに抜ける印象です。

2002年のボルドー地方は、9月に非常に良好な日照と乾燥があり、カベルネ・ソーヴィニョンに適した成熟をもたらしました。この影響により、ワインは濃厚でリッチなスタイルに仕上がっています。リリースから20年以上がたった今、パワフルさと円熟した優雅さが見事に融合した味わいは、「これこそ熟成ボルドー！」と実感していただけるバランスとなっています。

牛肉のロースト、ラムチョップ、熟成チーズなど、しっかりした旨味のお料理とペアリングをしたいところですが、

ワイン単体でもじっくりと楽しむ事が出来る。ゆっくり時間をかけて味わいたい、そんな至極の1杯です。

特にワインを注いでからの香りの変化が楽しめるので、今年の締めくくりに名門シャトーが生んだ熟成の力を

ボルドーグラスでゆっくりと 味わってみてはいかがでしょうか。

ワインの酸化を防ぎ、長期間その味わいを保つことができる画期的なワインオープナー。

特殊なニードルでコルクに穴をあけ、不活性ガス（アルゴンガス）を

ボトルに注入しながら、ワインをグラスに抽出。

このシステムにより長期間、開けたての状態をご提供できる画期的なシステムです。

【Tasting Wine】

・2003　シャトー・ポンテ・カネ（フランス ボルドー）赤

　ボトル販売価格：33,000円（税込）

　1杯50ml：3,410円（税込）

※定量に達し次第、終了とさせていただきます。

※ご予約はお電話、メール、店頭にて承っております。