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ワインショップ・エノテカ横浜元町店

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【マイヤー・ネーケル】ドイツの高評価生産者を新発売!

楠木

2025.05.24
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皆さま、こんにちは。

横浜元町店 楠木です。

今回は6月1日から発売となる新規生産者をご紹介致します!

先んじて試飲させていただきましたが、スタッフ一同「これは美味い…」と唸りました。

ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

ドイツワインといえば…?

「ドイツといえば甘口」はもう随分昔のお話。

かつてドイツでは気候条件によりブドウが完熟することが稀だったそうで、糖度の高いブドウを造ることが難しかったそうです。

そのためドイツのワイン法では糖度が高い=最高位というランク付けがされていました。

しかし昨今の地球温暖化の影響や世界的なワイントレンドの変化などの要因が重なり辛口ワインの需要が増加。

また赤ワインブームが後押しとなり、2000年初頭から黒ブドウの栽培・生産量が急増しました。

今ではフランス、アメリカに次いで世界第3位のピノ・ノワール栽培国となっています!



ドイツで最も傑出したシュペートブルグンダーの造り手「マイヤー・ネーケル」

左:マイケ・ネーケル氏 右:デルテ・ネーケル氏


さて、そんなドイツで最も傑出したシュペートブルグンダーを造っていると世界的に評価されているのが「マイヤー・ネーケル」です!

※シュペート・ブルグンダーはピノ・ノワールの別名です。

 シュペートが「遅い」、ブルグンダーが「ブルゴーニュ」を意味しており、

 ブルゴーニュから持ち込まれた際にこのように呼ばれるようになりました。


ドイツの北限産地の一つであり、ドイツでは珍しく白よりも赤が栽培されているアール地方にて5代続く家族経営ワイナリー。

現在は前オーナー・ヴェルナー氏の2人の娘、マイケ氏とデルテ氏がワイナリーを牽引しています。

ヴェルナー氏はドイツ赤ワインのパイオニアとして知られ、1982年にワイナリーを引き継いで以来、辛口スタイルのワインを先駆的に造っていたことで有名となりました。

というのもこの頃のアール地方で主流だったのは甘口赤ワインを大量に造るというもの。

手間がかかる収量制限、樽発酵、長いマセラシオンなどはされないのが一般的だったようです。

そんな中、前オーナーのヴェルナー氏がかの有名なブルゴーニュの神様、アンリ・ジャイエ氏のワイン造りに感銘を受け、「アールで高品質のピノ・ノワール」を造ることを決意。

品質に対して一切妥協しない姿勢は今でも受け継がれ、2008年にはデキャンタが毎年開催するデキャンタ・ワールド・ワイン・アワードにて世界中のピノ・ノワールの中から1番となる「インターナショナル・ピノ・ノワール・トロフィー」に1銘柄が選出されるなど、輝かしい受賞歴を誇ります!

左:アンドレアス氏 右:マルクス氏

少し話は逸れますが…

エノテカファンの皆さんなら既にご存じのドイツ・バーデンのライジングスター「クランプ」。

そのクランプの醸造責任者であるマルクス氏と、マイヤー・ネーケルの責任者であるマイケ氏はなんとご夫婦!

夫婦でそれぞれワイナリーを牽引、しかも世界で高評価を受けるワインメイキングをされているなんて、並々ならぬワインへの情熱を感じます…。

ちなみにクランプが育てたブドウをマイヤー・ネーケルで醸造する「ハンド・イン・ハンド」なるワインもあるそうで、個人的にとっても気になります。(笑)

アール川氾濫時の様子

そんなマイヤー・ネーケルにかつてない災難が訪れます。

2021年7月に起きた100年に一度と言われるほどの大雨によるアール川の大洪水により、アール・ヴァレー全体が甚大な被害に遭いました。

マイヤー・ネーケルは最も被害を受けたワイナリーの一つのようで、畑は無事だったものの2020年ヴィンテージの樽を全て失った上、ワイナリーや醸造施設が壊滅的なダメージを受けてしまったとのこと。

そんな中で精力的にワイナリーを立て直し、自然災害から立ち直ろうとする彼らのひたむきな姿勢が表れているのが今回の2022年ヴィンテージ。

本当にこれが大洪水で被害を受けた翌年のヴィンテージなのか、と疑うほど美しく洗練された味わいに感動すら覚えます。


ここまで読んでいただければもうマイヤー・ネーケルを飲みたくなっていること間違いなしだと思います!

それでは今回入荷します5銘柄をご紹介いたします。


・シュペート・ブルグンダー 2022

・グラウヴァッケ アールヴァイラー・シュペートブルグンダー 2022

・ブラウシーファー デルナウアー・シュペートブルグンダー 2022

・ジルバーベルク・シュペートブルグンダー グローセス・ゲヴェックス 2022

・クロイターベルク・シュペートブルグンダー グローセス・ゲヴェックス 2022


なんといっても注目はドイツ版グラン・クリュであるグローセス・ゲヴェックス!

もちろんスタンダードキュヴェのシュペート・ブルグンダーも美味しいですが、ドイツ最高峰のシュペート・ブルグンダー、飲まない理由がありません!

ぜひこの機会に店頭にてお買い求めくださいませ。

シュペート・ブルグンダー 2022


北緯50度に位置する冷涼な産地から造られ、瑞々しい果実味を備えた透明感溢れる味わいのスタンダード・キュヴェ。 ピュアな赤系の果実味と張りのある酸味、ミネラル感、繊細なタンニンが一体となったエレガンス溢れる味わいが魅力です。 【価格】5,280円(税込)

グラウヴァッケ アールヴァイラー・シュペートブルグンダー 2022


「グラウヴァッケ岩」で構成される畑で栽培されたシュペート・ブルグンダーから造られる村名格キュヴェ。 凝縮感のある果実味と美しい酸味、緻密できめ細やかなタンニンが美しく調和した、風味豊かでコクのある味わい。 【価格】8,250円(税込)

ブラウシーファー デルナウアー・シュペートブルグンダー 2022


村内の粘板岩土壌で構成される伝統的な畑で栽培されたシュペート・ブルグンダーから造られる上級キュヴェ。 赤黒系の果実味と、花やローストのニュアンス、繊細なタンニン、豊富なミネラル感がフィネスによって高次元に纏まった味わいです。 【価格】8,250円(税込)

ジルバーベルク・シュペートブルグンダー グローセス・ゲヴェックス 2022


グラン・クリュ「ジルバーベルク」のシュペート・ブルグンダーの古樹から造られる1本。 ジルバーベルクの畑名は、おそらく近くに定住していたとされるローマ人まで遡り、この地で銀鉱石が採掘されていたことが確認されています。 テロワールが見事に反映された、花やハーブ、洗練された果実、ミネラル感のアロマが生き生きと交錯する個性豊かなスタイル。 赤系果実の香ばしい風味と繊細なハーブ、チョコレートなどのニュアンスが絡み合った、複雑で多層的な味わいがお愉しみ頂けます。 【価格】17,600円(税込)

クロイターベルク・シュペートブルグンダー グローセス・ゲヴェックス 2022


グラン・クリュ「クロイターベルク」のシュペート・ブルグンダーの古樹から造られるフラッグシップ・キュヴェ。 クロイターベルクは険しい斜面に堂々と広がる段々畑で、畑名は''ハーブの山''を意味しています。 定住していたローマ人が気象条件の良さからブドウとハーブの両方を栽培していたことに由来していると考えられています。 高貴なグラン・クリュとしてのポテンシャルを遺憾なく発揮し、ピュアで凝縮感のある果実味に、地中海のハーブやスパイス、スモーキーなニュアンスが魅惑的に絡まります。 【価格】27,500円(税込)

最後までご覧頂き、ありがとうございます。


その他、横浜元町店ではテイスティングイベントやおすすめワインを多数ご用意しております!

どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ。

皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

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