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レ・カーヴ・ド・タイユヴァン東京
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このショップのスタッフレビュー
スタッフ
こんにちは。
8月、夏は今まさに最高潮。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
この度はレ・カーヴ・ド・タイユヴァン東京の8月テーマである「ラングドック・ルーション」よりおすすめの生産者をご紹介させて頂きます。
地中海の風が丘陵を渡り、乾いた大地に燦々と太陽が降り注ぐ 。
そんな光景が広がる南フランス、ラングドック・ルーション地方。
かつては量産型ワインの代名詞とされていたこの地が、近年では“フランスワインの革新地”として注目を集めています。
その変化を象徴する存在が、
「IGPペイ・ドック(Indication Géographique Protégée – Pays d’Oc)」です。
ラングドック・ルーションは、ローマ時代からワイン造りが行われてきた長い歴史を誇る地域です。
しかし、伝統に安住するのではなく、品種の多様性や技術革新を積極的に取り入れてきたことで、
今や「自由と表現のワイン」を体現する産地として再評価されています。
その中心にあるのが、2009年にEUによって正式に認可されたIGPペイ・ドック。
これは、AOCのような厳格なルールに縛られることなく、造り手が創造性を存分に発揮できる制度です。
最大の魅力は、「自由度の高さ」にあります。
生産者は自らの哲学と土地に最も適した品種を選び、独自のスタイルでワインを表現できます。
カベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネといった国際品種はもちろん、グルナッシュやカリニャン、サンソーといった地元固有の品種も積極的に活用されています。
そしてエレガントで果実味あふれる白ワイン、力強くスパイシーな赤ワイン、そして繊細なロゼなど、実に多彩な味わいがラインナップされるようになりました。
まさに、地中海の陽光と造り手の感性が融合したワインたちです。
その中より当店オススメの生産者をご紹介いたします。
ニーム近郊に広がる7ヘクタールの畑で、リュック・ボーデ氏 と ブリュノ・フランソワ氏 が手がける家族経営のドメーヌ。
ヴィルフランシアン期の小石混じりの土壌と地中海性気候が、凝縮感あるブドウを育てます。
農薬を極力使わず、自然酵母による発酵や低収量栽培など、テロワールを素直に表現する丁寧な造りが特徴で、
IGPペイ・ドックの可能性を上質に体現する造り手のひとつです。
750ml ボトル価格 11,000円(税込)
ルーサンヌ90%、マルサンヌ7%、グルナッシュ・ブラン3%
豊かな自然が生んだこのワインは繊細かつ香り豊かな白ワインです。
グラスに注げば、洋梨のコンポートや白い花、焼きたてのバタートーストのような香ばしさが広がります。
口当たりはまろやかで、余韻は驚くほど軽やか。厚みと透明感を見事に両立させた味わいです。
750ml ボトル価格 11,000円(税込)
グルナッシュ40%、メルロー30%、カベ ルネ・ソーヴィニヨン30%
陽光をたっぷり浴びたこのワインは深みと構造の美しい調和 を感じさせる赤ワインです。
グラスから立ち上るのは、ブラックベリ ーやカシスなど黒果実の濃密な香りに、
トーストや焙煎コーヒーのニュアンスが 溶け合った芳醇なアロマ。
口当たりには 存在感のあるタンニンが感じられますが、それは粗さとは無縁で、むしろ織密 で上質な構造美を思わせる印象です。
自宅のテーブルに並べて“日常の贅沢”として味わうもよし。
IGPペイ・ドックは、南仏の美しい風景と自由な精神をそのままボトルに詰めたようなワインです。
どうぞその一杯を通じて、まだ見ぬフランスワインの奥深さに触れてみてください。
※お問い合わせは下記店舗にてお承りいたします。
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