店舗情報
ワインショップ・エノテカ広尾本店
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立石
マイヤー・ネーケルは、ドイツワインガイドブック『ゴーミヨ』にて、
赤ワインで初の年間最優秀醸造所に選ばれた快挙を成し遂げた、ドイツを代表する造り手です。
彼らはドイツのアール地方に位置する家族経営のワイナリー。
「できる限りその土地の特徴をボトルに詰め込んだ、本物(オーセンティック)であること」を哲学に、
アール地方特有のテロワールを反映したピノ・ノワールを中心にワイン造りを行っています。
アール地方は、緯度50度付近に位置するドイツの北端近くの赤ワイン産地で、冷涼な気候。
アール川に沿った急傾斜の南向きブドウ畑と、粘板岩(スレート)、硬砂岩、ローム、火山岩などの複雑な土壌が、
昼間の温度を蓄えて夜間に放出することで、成熟をサポートする、独特のマイクロクリマを形成しています。
太陽のあたり具合と石の蓄熱作用によって、北限の地でもピノ・ノワールの熟度向上が実現されるのです。
このマイクロクリマは、果実の酸を保ちながら、赤系果実のピュアな香りと
しばしばアール特有の「スレート由来のミネラル感」をワインにもたらします。
ブルゴーニュ的な優雅さに、ライン川支流地域特有の針が共存する稀有な産地です。
マイヤー・ネーケルのワインは果実味と力強さが主体で、そこにわずかな草っぽさとミネラル感がバランスを添える味わいが特徴。
また早熟型のフリューベルグンダーの復活にも注力しており、これを用いた柔らかく酸が穏やかなワインも造っています。
ワイン造りでは凝縮感とテクスチャーの両立を重視しています。
・収量制限による凝縮感の確保
・低温長期マセラシオンで果皮から色素・タンニン・香味成分を丁寧に抽出
・樽熟成で骨格と複雑さを付与
使用樽は新樽比率を慎重に調整し、果実の純度を損なわないよう工夫しています。
結果として生まれるワインは、赤系果実のみずみずしさに、冷涼地ならではの張りと精密なタンニンが重なります。
アールの厳しい条件と、ワイナリーの情熱、技術革新が融合したマイヤー・ネーケルのワインをぜひお試しください。
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
妊娠中及び授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
ほどよく、楽しく、良いお酒。のんだあとはリサイクル。