店舗情報
ワインショップ・エノテカグランフロント大阪店
※マイショップにご登録いただくと、アプリ、メールでショップからのお知らせを受け取れます。
過去のブログ
近藤 俊介
ワインラヴァーの皆様こんにちは!グランフロント大阪店の近藤です!
桜も見ごろを終え、春の暖かな陽気に包まれる日々ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
最近は天気の良い日も多く、今回のサムネイルも快晴の空の下、おすすめのワインをグランフロント大阪のシンボルであるテッド・イベール(愛称クール)氏とパシャリ。
中々いい写真が撮れたのではないでしょうか...!
さて、今回は4月スタッフ一押しワインのご紹介です!
今回はフランス・ボルドーを代表する生産者、「バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド」にフォーカスを当ててご紹介いたします。
高いブランド力を誇る、世界屈指のワインカンパニー
バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社は、メドック格付け第一級、5大シャトーの一翼であるシャトー・ムートン・ロスチャイルドを擁する偉大なワインカンパニーです。
1933年設立の家族経営のワインカンパニーで、現在はフィリップ・セレイス・ド・ロスチャイルド氏が最高経営責任者として総指揮を執っています。
本社をボルドー・ポイヤックのブドウ畑の中心に構え、手掛ける全てのシリーズにおいて常に世界最高のワインを造るという使命感と共にあります。
既に広く名を知られているシャトー・ムートン・ロスチャイルド、そしてシャトー・クレール・ミロン、シャトー・ダルマイヤックなどのシャトー・ワインはもちろんのこと、世界で最も愛され、世界最大の販売数を誇るボルドーワインとして有名なムートン・カデに至るまで、あらゆる種類のワインに対して一切の妥協をせずに最上級を目指しています。
さらに世界150ヵ国以上にワインを輸出し、さらに長年培われてきたボルドーでのワイン造りの技術を活かし、オーパス・ワン、アルマヴィーヴァ、シャンパーニュ・バロン・ド・ロスチャイルドなどボルドー以外でも、それぞれの地域の素晴らしいプレミアムワインを生み出しています。
1930年、ブドウが不作となりシャトー・ムートン・ロスチャイルドを瓶詰めできなかったことから、そのブドウを使ったワイン「ムートン・カデ」が誕生しました。
このワインを生み出したのはシャトー・ムートン・ロスチャイルドに大いなる飛躍をもたらした伝説の当主、フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵。彼が一族の末っ子(カデ)であったこと、それがムートン直系のワインであるという意味を込めてその名が付けられました。
発売以来一貫して高いクオリティを維持しながらも、時代にあった美味しさを追求しているのがムートン・カデなのです。今日では100ヵ国以上で発売されています。
近年ムートン・カデでは、サステナブルなワイン造りを実践。
ボルドー各地に存在する約250軒の全てのムートン・カデの契約栽培農家では、環境に配慮するムートン・カデからの厳しい要求に応えるため、HVE(Haute Valeur Environnementale=環境価値重視)認証を2020年に取得しました。
また、ワイナリーにおいて消費するガスや電気は再生可能なエネルギーを使用するなど、地球に優しいワイン造りを行っているのです。
そんなバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドが手掛けるムートンカデの中でもより良いぶどうのみを使用した上級シリーズからおすすめのワインを3選をご紹介させて頂きます!
レゼルヴ・ムートン・カデ・シリーズは、限られた地域のブドウのみを使用して生産される上級シリーズ。
地域と品種の個性が愉しめる本格的な品質を守りながら、現代のライフスタイルに合わせたスタイルへ改善を続け、ボルドーワインのさらなる魅力を提案しています。
こちらのレゼルヴ・ムートン・カデ・ポイヤックは、ポイヤック地区西側の標高が高い、河口に向いなだらかな勾配が続く、午後に太陽の光をたっぷりと受ける畑のブドウをのみを使用。
畑は砂利質の下に固い岩の層があるため、ブドウの生育に理想的な水捌けの良さと保水力を兼ね備えた、干ばつや大量の降雨にも耐えることのできる理想的な土壌です。
ワインはメルロとカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランをブレンド。
テロワールと品種の個性を活かすために、区画ごとに醸造を行っています。ブドウは発酵後、24ヵ月間熟成されますが、そのうち14~16ヵ月は、オークの樽板を入れたステンレスタンクにて熟成。
こうすることにより、ヴィンテージの特徴に合わせた樽板の材質や、熟成過程の適切なタイミングで樽材の投入が出来るため、緻密な熟成のコントロールが可能となります。
こうした技術を駆使し造られるワインは、ワイン名にポイヤックと付くように、熟した果実の味わいや滑らかさが特徴のポイヤックの魅力が詰まったワインに仕立てられます。
マルゴー村は5大シャトーの中で最もエレガントと評される、シャトー・マルゴーが位置する村であり、他にも著名な格付けシャトーや実力派シャトーが集う、ボルドーの中でも人気の高い生産地です。
ポイヤックやサン・テステフに比べると砂利質や砂質が多いことが特徴。
また、エリアによって土壌が異なり、複雑味を帯びたワインになることも魅力として挙げられます。
ブドウが育つ畑は、粘土質と小石で覆われた土壌であることから、マルゴーの中でも比較的パワフルな果実味を備えたブドウが育つのが特徴。
醸造では選果の後、丁寧に圧搾を行い、熟成は18ヵ月間ステンレスタンクで実施します。
その内の12ヵ月間はタンク内に樽板を仕込むことで、程よくワインに香りのアクセントと風味を付与。
この手法はバリックに比べて細やかな調整ができるのが利点です。材質や厚さ、焼き加減などをヴィンテージごとに調整することで、ブドウの出来に応じた柔軟な対応が可能となっています。
また毎年新しいオーク材を使用することから非常に衛生的。ステンレスタンクならではの温度管理や発酵のコントロールもできるため、生産者の狙い通りの味わいへと仕上がります。
銘醸地マルゴーのブドウを贅沢に使用した芳醇なアロマ漂う、エレガントな味わいを是非ご堪能下さいませ♪
こちらのレゼルヴ・ムートン・カデ・ぺサック・レオニャンはぺサック・レオニャン地区の契約農家からブドウを厳選。
ペサック・レオニャンはボルドー市の南側に位置する地区で、5大シャトーの一つ、シャトー・オーブリオンを擁します。
低い丘が連なった地形で、砂利質の土壌が多いためスケールが大きくミネラリーな味わい。
さらにややメドックより温暖な気候のため、全体的に柔らかなで厚みのある質感が特徴です。スモーキーなニュアンスがメドックにはない優美さと落ち着きを感じさせます。
栽培では、畑を区画ごとに分け生育期全体に渡って徹底した管理を行うと同時に、ムートン・カデが求める厳格な品質基準を満たすため契約農家に対して的確なブドウ栽培を行うよう助言しています。
収穫された高品質なブドウはステンレスタンクで発酵、18ヵ月の熟成期間のうち12ヵ月をオークにて熟成。
こうして造られるワインは、外観は深みのあるルビーの色調。
熟したレッドチェリーやブラックチェリーの豊かな果実のアロマ、クローヴやバニラビーンズなどのスパイス、トーストの香りがワインに複雑味を与えています。
口に含むと、きめ細やかなタンニンに凝縮感のある果実の風味が広がり、長い余韻が印象的。力強く濃密な果実味が特徴の奥深い味わいは、親しみやすくも本格的なボルドースタイルを愉しめる逸品です。
この他にも様々なワインを取り揃えて皆様をお待ちしております。
お好みやご予算・ご用途に合わせて特別な1本をソムリエがご提案させて頂きますので、皆さま是非エノテカにお越しくださいませ♪
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
妊娠中及び授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
ほどよく、楽しく、良いお酒。のんだあとはリサイクル。