いつもエスプリ・ド・タイユヴァンをご利用頂きまして誠に有り難うございます。今回は、タイユヴァンセレクトによるコートロティ３生産者のスペシャルテイスティングです。

＜コート・ロティとは＞

コート・ロティはフランス・ローヌ地方北部に位置するワイン生産地です。ややと知名度は劣りますがその理由は比較的最近発見された産地ということです。フィロキセラの被害や２度の大戦で畑が消滅しかかっていたこの地が発見されたのは1970年以降のことで、かのロバート・パーカー氏が最初に発見したと言われています。1971当初の栽培面積は70haほどでした。急斜面のため畑を拡げることが出来ず、栽培面積はおよそ300haに留まっているため生産量が少なく、希少性の高いワインとなっています。また、世界で最もエレガントで上品な味わいのシラーとして知られているワインであり、世界中の生産者が、現在流行のクール・クライメイト・シラーの指標としている産地です。そんなコート・ロティのシラーはブルゴーニュのワインと似ているとも言われることがありブルゴーニュ好きの方にもお薦めの産地です。

＜ご提供ワイン＞

＜ドメーヌ・メルラン・フランソワ　＞

１９８９年にフランソワ・メルラン氏によって設立されたドメーヌで、シャトー・グリエ からほど近いサン・ミッシェル・シュル・ローヌにワイナリーが位置しています。そんな好立地から生み出されるワインは北ローヌの美しい景観を彷彿とさせる、透き通ったブドウの旨味が感じられる仕上がりです。北ローヌを代表するアペラシオンを数々手掛ける名手として注目されている生産者です。コート・ロティの畑はフランス・ローヌ地方の北部に位置するワイン産地で、特にエレガントなシラーを生産することで知られています。急斜面の畑で栽培されるブドウは、力強さと繊細さを兼ね備えたワインを生み出します。こちらのテイスティングワインも力強さとエレガントさを兼ね備えた典型的なコート・ロティです。

2019年　コート・ロティ / ドメーヌ・メルラン・フランソワ

ボトル販売価格：16,500円（税込）

＜ドメーヌ・ギィ・ベルナール＞

ドメーヌ・ギィ・ベルナールはフランス 北ローヌの小さな家族経営ドメーヌ。主にコート・ロティとコンドリューのアペラシオンでワイン造りを行っています。コート・ロティでは約4.8ha、コンドリューでは約1.2haのブドウ畑を所有。2017年以降、ドメーヌはブドウの有機栽培への転換を進めています。彼らが生み出すワインは、複雑でエレガントなスタイルが特徴です。ご提供のワインは、コート・ロティのなかでもトゥパン・エ・セモンとアンピュイのコミューンにある、異なるテロワールの複数の区画のブレンドして造られます。収穫したブドウは100％除梗を行い発酵。新樽率10％で約14カ月間熟成を行います。造られるワインは、スパイシーで華やかなアロマと緻密なタンニンが魅力です。

2021年　コート・ロティ　レ・メアンドル / ドメーヌ・ギィ・ベルナール

ボトル販売価格：9,900円（税込）

＜ドメーヌ・デュ・モンテイエ＞

ドメーヌ・デュ・モンテイエは中世から続く歴史あるドメーヌです。ラベルにデザインされている紋章はルイ14世の元帥であった当時の所有者のものと言われ、フランス革命時にモンテズ家の先祖がこのドメーヌを買い取ったそうです。現当主のステファン・モンテズは1999年にドメーヌを引き継いだ10世代目。ブルゴーニュで技術を学び、オーストラリアや南アフリカなど数か国のワイナリーで働いた経験を持つ注目の生産者です。今回ごテイスティングワインの名前のフォリティスの由来はラテン語の格言「Fortis fortuna fortior」で「幸運は勇者に味方する」または「運命は強い者を助ける」という意味です。これは17世紀にこの土地を所有しルイ14世統治下でフランス元帥を務めた人物のモットーでした。シラーに若干ヴィオニエを加える事により、シラーの力強さとミネラル感が、ヴィオニエの果実味と丸みと完璧に調和しています。

2021年　コート・ロティ　フォリティス / デュ・モンティエ（ステファン・モンテズ）

ボトル販売価格： 19,800（税込）

＜テイスティングワイン＞

2019年　コート・ロティ / ドメーヌ・メルラン・フランソワ

2021年　コート・ロティ　レ・メアンドル / ドメーヌ・ギィ・ベルナール　

2021年　コート・ロティ　フォリティス / デュ・モンティエ（ステファン・モンテズ）

限定13名様

※無くなり次第終了とさせていただきます。

グラス価格(各50ml)：4,950円(税込)